Google
オフコン練習帳内を検索
インターネット全体を検索

NECオフコン関連
オフコン一般
情報
トップ  >  イントラネット連携

イントラネット連携

1 ユニファイド・コンポーネント・プラグイン・システム(UCPS)

UCPSはNECのオフコンとそのOSのA−VXに搭載された、Windowsやインターネットなどの機能をA−VX上のアプリケーションから有効に活用するための仕組みのことです。

Windowsやインターネットなどのオープンの様々な機能を単一のビュー(=仮想ファイル)で見せるユニファイド・コンポーネントを機能毎にプラグインの型で実装しています。この仕組みのことをユニファイド・コンポーネント・プラグイン・アーキテクチャ(UCPA)といいます。

A−VXのアプリケーションからは仮想ファイルに対してREAD/WRITE命令を行うと、自動的にA−VX OS内部でウェブコンポーネントやメールコンポーネント、FAXコンポーネントといった機能に振り分けられて対応する処理が実行されるという仕組みです。

A−VXのアプリケーションは今まで通りのファイルに対するREAD/WRITEというコーディングでよいという特徴を持っています。

A−VXにプライグインでどんどん機能を付け加えていけば、どんどん機能が拡張するという触れ込みでした。が、私の知る限りは次のものしか知りません。他にあるのでしょうか・・・。

  • A−VX/メール連携(A−VXイントラネット機能)
  • A−VX/ウェブ連携(A−VXイントラネット機能)
  • FAX連携
  • A−VX/APアクセスオブジェクト

2 A−VX/メール連携

A−VXの標準機能です。A−VX/イントラネット機能の1つです。

A−VXのCOBOLプログラムからファイルにレコードを入出力するイメージで電子メールの送受信ができます。

メールで商品コードを送るとオフコンが在庫数を返すとか、業務終了後に自動的に役員にメールで売り上げ速報を送るとか、そういう使用例がNECのカタログに載っています。

以前、私が実際に操作したときのレポートがあるので、下にリンクを貼ります。

A−VXから電子メールを送る A−VXに電子メールを送って返事をもらう

2 A−VX/ウェブ連携

A−VXの標準機能です。A−VX/イントラネット機能の1つです。

オフコンとウェブサーバと組み合わせて、ブラウザ上で業務を行うことができます。

ブラウザで入力したデータをA−VX環境上のアプリケーションで受け取って業務処理を行います。業務処理を行った結果をブラウザに返すこともできます。

クライアント側はウェブ連携デザイナでブラウザのフォームのレイアウト作成を行い、サーバ側は今まで通りCOBOLでプログラミング、インタフェースは今まで通り仮想ファイルに対するREAD/WRITE命令で行います。

ブラウザの画面は自動で作成するので設計が不要で簡単という利点はありますが、一方で自由に画面設計ができにくいという欠点でもあります。見た目重視のブラウザイメージはできませんということです。

出先で受注したら受注品目と個数などの情報をブラウザ上ですぐ入力とか、商談中に在庫数を確認するとか、出張先で出張費を入力して精算とか、NECのカタログではそういう使用例が載っています。外部の人(お客さんとか)に見せるようなものではなく、内部の人が使う用ですね。

見た目重視のブラウザ画面を作りたい人は、A−VX/APアクセスオブジェクトやRDB/FILEアクセスコントロール for WEB、WEBharmo/RDBといったものの方をNECは推奨しているみたいです。

3 FAX連携ライブラリ

A−VXのオプションの別売りの製品です。

A−VX上のCOBOLプログラムから直接FAX送信ができます。送信結果もCOBOLプログラムで管理できます。

私は使ったことがないので、カタログに書いてある程度の情報しかありません。

4 A−VX/APアクセスオブジェクト

A−VXのオプションの別売りの製品です。

Windows上のアプリケーションからA−VX上のアプリケーションを起動、およびデータのやり取りを行うためのCOMオブジェクト。

Windows側のアプリケーションもA−VX側のアプリケーションも自作しなければなりません。Windows側はCOMオブジェクトが使えればいいので、VB、VC、JavaScriptなどで作れます。A−VX側は当然COBOLで作ります。

仮想ファイルに対するREAD/WRITEを行うことで、Windows側とA−VX側の両アプリケーション間でデータのやり取りが可能です。具体的に書くと、Windows側アプリケーションがA−VX側アプリケーションをExecuteで起動、Sendでデータを送ります(初期値であるとか、処理してほしいデータとかを送る)。A−VX側アプリケーションはREAD命令で仮想ファイルの内容を読み込んで、データを受け取ります。その後業務処理を行い、その結果を仮想ファイルに書き込みます。Windows側アプリケーションがRecieveで結果を受け取ります。

A−VX/ウェブ連携でブラウザ上で業務システムを構築することができますが、A−VX/APアクセスオブジェクトとウェブサーバの組み合わせでも同じようにブラウザを使った業務システムを作ることができるようです。

というようなことがNECのカタログに書いてあります。私は使ったことがないので、カタログに書いてある程度の情報しかありません。