レコード長80バイトの順編成ファイルのこと。大昔のカードのデータをファイル化したのが元。今ではカードとは関係なくなっているが、普通の順編成ファイルであるにもかかわらずある意味特殊なファイルであるため、裏技的な使い方ができることもあり、ときどき見掛ける。CIF。
JIS第二水準漢字、ギリシャ文字、ロシア文字、ユーザ定義文字など計4532文字のこと。A−VXでは内字と外字あわせて約八千の文字種が使用できる。使用時に文字データを外字ファイルから端末やプリンタに送り込む仕組みになっており、内字と比べると処理が遅いらしい。比較的利用頻度の少ないものを外字にする。
参考:内字
参考説明書:互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − 文字パターン選択
データ管理説明書 − 日本語処理システムについて
最大容量が20MB/30MBのものと120MBのものがある。装置タイプはCTU。カセット磁気テープより少し大きい。
今までのファイル形式(従来ファイル/大容量ファイル)よりもさらにいろいろな機能が加わったファイル形式。今までのファイル形式の差
システムコマンドほど多用しないが重要なコマンドで運用性、操作性向上のためにA-VX/ITOSに用意されている。A-VXキーボードの場合は、アテンションキーを押し、拡張コマンドを選択してから、コマンドを入力する。A-VX/ITOSのバージョンにより、用意されているコマンドに一部差分がある。ちなみにITOS-4 R8.x当時のコマンドは、
NO.1 システム状態表示
NO.2 他ステーションへの介入
NO.3 システムシャットダウン
NO.4 メッセージ管理Iインタフェイス
NO.5 ハードウェアログ
NO.6 時刻
NO.7 メッセージ管理IIインタフェイス
NO.8 システムスタートアップ
NO.9 仮想ステーションインタフェイス
NO.10 リモートファイルアクセスインタフェイス
NO.11 スプールコマンドインタフェイス
NO.12 スプールライタインタフェイス
NO.13 ジョブ間同期、通信インタフェイス
NO.1 システム状態表示
NO.2 他ステーションへの介入
NO.3 システムシャットダウン
NO.5 ログ
NO.6 自動電源制御
NO.7 二重化ディスク
NO.9 仮想ワークステーション
NO.10 リモートファイルアクセス
NO.11 スプールコマンド起動
NO.12 スプールライタ起動
NO.13 ジョブ間同期、通信
NO.14 メッセージ管理サービスコマンド起動
NO.15 B4670デバイスサーバ
最大容量が50MBと150MBのものがある。装置タイプはCTU。形は音楽を録音するために使用するカセットテープとよく似ているが、音楽用のカセットテープは絶対に使用できません。テープはメタルテープらしい。
参考:仮想デバイスモード
参考説明書:データ管理 − プリンタファイル
参考:FORMSモード
参考説明書:データ管理 − プリンタファイル
他のRDBでは「ビュー」に相当するもの。A-VX RDBの用語(正確にはA-VX RDBのベースとなっているNECのメインフレーム用RDB RIQSの用語)。
参考:基本表
参考説明書:リレーショナル型データベース説明書
通信回線を介して遠隔地にある(隣にあってもいいのですが)NECのオフコンにつないだワークステーションのこと。NECのオフコン(仮にAオフコンと呼ぶ)の端末装置を別のところにあるNECのオフコン(同様にBオフコン)につないで、あたかも別のところにあるNECのオフコンの端末のように使える。要するにAオフコンの端末からBオフコンが使えるようになる。
参考説明書:A−VX/NET説明書
データ管理説明書 − ワークステーション
新しいスレッドを作成して、新しいジョブを投入できるようにするためのコマンド。初期プログラムやワークステーション対応初期プログラムが指定してある場合は、指定された初期プログラムが起動される。普通は、PF2キーを押すことによって、コマンドを入力する。
参考説明書:システム管理説明書 − 運用管理
画面切り離しコマンドや操作開始コマンドによって、切り離されたスレッド(ジョブ)をワークステーションに接続することができる。つまり、裏画面になって、画面から見えなくなったジョブを表画面に表示させることができる。
参考説明書:システム管理説明書 − 運用管理
COBOLやSMARTの画面構成を簡単に設計、定義できるもの。見出しを作ったり、罫線を引いたり、文字の周りに枠を作ったり、文字に色をつけたり、反転表示したりといったことが簡単にできる。簡単にと言っても、20年前ぐらいのレベルでの”簡単”なので、今のレベルからいうと結構難しい。#SFGENで使われる。
互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − 画面フォーマット生成
プログラムやサーバが不正に落ちると、A-VXのファイルは未クローズという状態に陥ってしまい、データ復旧作業が必要になってしまう。プログラム中で仮クローズというものを適切なタイミングで行っていると、万が一プログラムやサーバ自身が落っこちた時に被害を減らすことができる。
#ABCのこと。いろいろなユーティリティを統合したユーティリティ。ファイルやボリュームの保守や表示、初期化などいろいろできる。操作方法は「簡易操作ユーティリティ操作法ガイドブック」に載っているが、なぜかCD−ROM版説明書には含まれていない。
参考説明書:互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − 簡易操作
簡易操作ユーティリティ操作法ガイドブック
2桁の英数字。処理部門コード。
参考説明書:システム管理説明書 − ジョブ管理
PC/WSエミュレータの機能で、画面上にキーを押した時の動作を表示する。A-VXキーボードとパソコン用キーボードのキー配列が異なる為必要。
参考説明書:リレーショナル型データベース説明書
データベースのテーブルに相当するもの。
参考:仮想表
参考説明書:リレーショナル型データベース説明書
COBOL APの画面性能の向上のための機能。DISPLAY命令をある程度溜めて、まとめて画面に表示する。COBOL命令に同様な機能のものがあるが、それを使用しなくてもシステム側で勝手にやってくれる。昔の画面表示は非常に遅くて、新しく画面一面に表示させようとすると画面の一番上から下へ1行ずつ順番に表示されていくのが見えた。これではみっともないので、ある程度の間画面表示を行わずに溜めて、画面表示が溜まったらいっぺんに表示するようにする。またこのようにした方が、画面表示自体もちょっとだけ速くなっていた。普通はCOBOL命令の方で制御する上に、最近は画面表示が速くなったので、あまり使わないかもしれない。この機能を利用するには#LBMを使う。
参考説明書:データ管理説明書 − ワークステーション
「旧」と付いているが、今は使わないわけではなく、新システム体系と比較してそれより前から存在する一連のユーティリティ群を示す。ごく一部新システム体系ユーティリティにしかない機能もあるが、9割方新と旧は同じ機能を持つので、新と旧のユーティリティはそれぞれ適材適所で使用者のお好みの方/都合の良い方を使用することになる。
・・と以前書いたが一部誤りがありました。新と旧はユーザーインターフェースが異なるだけで基本的に同じですが、#ALLOCなどのようにあまり使わない方が良いユーティリティもほんの少しありました。
参考説明書:ユーティリティ説明書 − 旧システム体系対応表
システムコマンドの1つ。現在ワークステーションに接続中(画面が見えている)のジョブストリームの実行を強制終了させる。ジョブをいきなり終了させるとデータが不正になったりする場合があるので、あまり実行しない方が良い。
参考:プログラム放棄コマンド
参考説明書:システム管理説明書 − 運用管理
メモリを節約するためにLMの構造を1つの常駐セグメントと複数の非常駐セグメントに分けて、非常駐セグメントは必要になるとメモリ上に読み込み、不要になるとメモリ上から削除する仕組みにできる。このような構造にするために、常駐区分と独立区分を指定してあるCUのことを区分化CUという。
参考説明書:COBOL言語説明書 − 区分化機能
スタンドアロンモデル(S3100/10A,20Aなど)を2台組み合わせて使用する形態。2台のスタンドアロンを擬似的にマスタ/スレーブ(今で言うならばサーバ/クライアント)として使用したり、データを共用できたりするためのシステム。高価なサーバのモデルを使用せずにシステムを構築できるので、それなりの利点はあった。
複数のサーバからなるサーバ群を1つのサーバのように扱う技術のこと。S7200シリーズやExpress5800/600シリーズの場合は二重化システムのこと。
端末でグラフ表示するために必要なもの。LANシリーズ(LANGRAPHなど)やSMARTのグラフ表示などで使われる。1120×780ドットの画面表示能力を持つ。NECシステム8などごく初期のオフコン端末以外は標準で内蔵されていた。が、なぜかPC/WSエミュレータにはこの機能が削除されているので、パソコン端末では使用できない機能になってしまっている。
最近のWSエミュレータのうちあるものは、タイトル画面の代わりに、ピクチャファイル(.bmp,.dib)を使用できるものもある。自分で作ったピクチャファイルを使用できるので、例えば会社のロゴをタイトル画面として入れることができる。が、グラフィックタイトル画面は、事前に運用をよく考慮してから導入すべき。
どのカンパニIDにも属さない、どのローカルファイルにもアクセス可能なシステム運用管理者のこと。カンパニが” ”セキュリティが”Z9”のコードを持つ。
参考説明書:システム管理説明書 − ジョブ管理
どのジョブからも制限なく参照できるファイル。フロッピィディスク内のファイルは全てこのタイプのファイルとなる。
参照:ローカルファイル
参考説明書:システム管理説明書 − ジョブ管理
データ管理説明書 − ファイル管理機能
1981年頃にシステム20シリーズ用にオセロゲーム、ゴルフゲーム、ボーリングゲーム、競馬ゲーム、漫画、バイオリズムなどが用意されていたらしい。
参考説明書:リレーショナル型データベース説明書
COBOLの旧名称。ITOS-4のごく初期にCOBOL4というCOBOL製品があり、それと区別するために名付けられていた。1982年頃にCOBOLと名称変更。
→COBOL4、COBOL、COBOL85
参考説明書:リレーショナル型データベース説明書
運転ログを別の場所(別のディスク装置、フロッピーディスクなど)にコピーしたもの。
参考説明書:システム管理説明書 − 運用管理
コマンドを入力するためだけの画面。真っ黒な中に「^^^^^^^^^^^^^」となっている行があってそこにコマンドを入力できるような画面。
A-VXのメニュー画面の下側にあるRUNコマンドを入力するための行。[ ]で囲まれた部分。
簡単に言うと一番偉い端末装置(ワークステーション)。保守時に使用するのがこの端末。Express5800では本体に付いているのが、コンソールワークステーションで、一般的にはこれがSTN000となることが多い。S7200以前はパソコン用のWSエミュレータはコンソールワークステーションにはできなかった。
COBOLやFORTRANなどで作成したソースプログラムを翻訳プログラム(コンパイラ)でコンパイルしたもの。この後にリンクを行ってロードモジュールにする。
コンパイルユニットを格納するためのライブラリ(ファイル)。
コンパイルユニットの構造の1つ。プログラムサイズは最大63KB。混合型CUを1個あるいは複数個、または混合型CUと分離型CUの組み合わせでリンクすると混合型LMができる。
参考説明書:互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − リンカ
ロードモジュールの構造の1つ。1つのセグメントからなり、データ部および手続き部が同じセグメント内に存在する。プログラムサイズは最大63KB。Windowsで言うとcom型の実行形式ファイルに相当する。
参考:分離型LM、複数分離型LM
参考説明書:互換操作法ガイドブック<パラメータ編> − リンカ
システム管理説明書 − 実行管理