書式オーバレイ生成（＃ＦＯＲＭ）
- １ 書式オーバレイ機能とは
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従来レポートや伝票などを印刷する場合に、通常はあらかじめ罫線や見出し語などが印刷された専用用紙を利用して印刷していました。ただこのように専用用紙に印刷する仕組みだと、文字が罫線から外れて印刷されてしまったり、用紙の交換を間違えて別の用紙に印刷してしまう、あるいは専用用紙がなくなってしまうと印刷できなくなってしまったりといろいろと不便なことが多いです。
書式オーバレイとは、罫線や見出し語の印刷形式をファイルに格納しておき、プリンタがレポートや伝票を印刷するときに、このファイルを読み取り、罫線や見出し語とデータを同時に印刷するものです。印刷に使用する紙も汎用用紙（つまり白紙）でよくなります。
これによりアプリケーションの実行を行う都度、プリンタに用紙の取り付けや取り外しを行っていたのが不要となり、操作の簡易化を図ることができます。
またプログラミング上でも、データとフォーマットを分離することができ、プログラムの構造を単純にすることができます。
どのプリンタでも書式オーバレイ機能が使えるという訳ではなく、機能に対応したプリンタのみ使用できます。対応するプリンタの一覧表は、ＮＥＣの公式説明書「書式オーバレイ生成説明書」にあります。とてもたくさんの機種名が書いてあり、書ききれないため、ここは省略します。
また、どんな機能が使えるかも、プリンタの機種によって異なります。
あくまでもプリンタにその機能があるかどうかなので、書式オーバレイ機能がないプリンタでは使えません。
- ２ 書式オーバレイ生成ユーティリティ（＃ＦＯＲＭ）とは
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書式オーバレイ生成ユーティリティ（＃ＦＯＲＭ）は、書式オーバレイ機能付きのプリンタに対して書式オーバレイを使用するためのユーティリティプログラムで、書式定義の翻訳機能と書式オーバレイ印刷の機能からなっています。
- 2.1 書式定義（フォームソース）の翻訳
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罫線や見出し文字の印刷形式を定めた書式定義（フォームソース）を読み込み、書式オーバレイ用のフォームオブジェクト（ＦＯ）を生成します。翻訳と同時にテスト印刷を行うこともできます。
- 2.2 書式オーバレイ印刷
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書式オーバレイ印刷は、書式オーバレイのデータ（フォームオブジェクト）をジョブプログラムの印刷と同時に印刷するのではなく、書式オーバレイのデータだけを印刷する機能です。 用途としては、テスト印刷を行う、専用用紙として使うための用紙を印刷する、などです。
- ３ 書式定義パラメータ
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書式オーバレイ機能を利用するには、書式定義（フォームソース）をコーディングしなければなりません。
書式定義パラメータは特定の桁位置に機能を記述するタイプです。
