書式定義パラメータ
- 1 パラメータ構成
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書式定義パラメータは次の定義で構成されています。
- フォーム名指定(定義タイプ:FD)
- 用紙指定(定義タイプ:SD)
- 項目指定(定義タイプ:IT)
- UPS指定(定義タイプ:UD)
コーディングは6桁目以降に記述します。最初の5桁は単なる行番号です。
パラメータは非常に多いのですべては説明しません。概要のみ説明します。必要であれば、NECの公式説明書「書式オーバレイ生成説明書」を見てください。
- 1.1 フォーム名指定
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フォーム名の指定と当該書式定義が対象とする装置の指定も行う。フォーム名指定は必ず最初に記述します。
フォーム名は6桁以内の英数字で、1桁目は文字「F」でなければならない。フォームソースのメンバ名と等しくなければならない。
対象装置はフォーム情報を印刷するプリンタの機種、対象機種は対象装置で指定したプリンタの詳細区分を2桁の英数字で記述します。組み合わせは決まっていますが、数が多いのでここでは省略します。NECの公式説明書を見てください。
出力モードは利用者プログラムで印字するデータの出力モードです。A(自動表示モード)、R(指定表示モード)のどちらかを指定します。
- 1.2 用紙指定
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帳票または伝票などを印刷するときに使用する用紙に関して指定します。フォーム名指定に続いて記述します。
用紙の長さ(用紙長の欄で指定・標準は110(66行))、用紙の幅(用紙幅の欄で指定・標準は132)、行数/インチ(1インチあたりの印刷する行数)の指定を行います。
- 1.3 UPS指定
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UPS指定(利用者表示面指定)では、指定表示モードで利用者のデータをフォームデータとオーバレイして印字する場合のデータUPSの指定を行います。本指定は、指定表示モードでDE−TAUPSを使用する場合に用紙指定に続いて記述します。自動表示モードで書式を使用する場合には、本指定は不要です。
- 1.4 項目指定
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項目指定は少なくとも一件以上必要とし、罫線や見出し語を用紙上にどのように印刷するか罫線の種類、文字の種類又は桁数を定義します。ただし、利用者表示面指定を行う場合は、項目指定は0件でもよい。
枠組、縦罫線、横罫線を指定するときには、開始位置(行、欄)、大きさ(行、欄)<縦罫線は行のみ、横罫線は欄のみ>、罫線の線形(B・・・枠組、V・・・縦罫線、H・・・横罫線)、線種(1・・・太線、2・・・細線、3・・・太点線、4・・・細点線、など、プリンタの機種により異なる)の指定を行います。
1つの枠の中に複数の罫線(枠と縦罫線、横罫線の組み合わせ)が指定されているときは、レベルを利用して、まとめて記述します。
見出し語を指定するときは、文字の開始位置(行、欄)、タイプ(A・・・ANK文字、N・・・日本語コード定数など)、実際の見出し語の値の指定を行います。見出し語の値は49桁目から指定、56桁を越える場合は次の行に継続します。前の行の継続のときは10桁目にハイフンを記述し、11桁目から続きの文字を記述します。
その他、プリンタの機種によっては、網掛けができたり、斜線が引けたりすることもあります。