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◎SYSTEM BUFFER



メモリの設定関連です。ここの値が大きいとたくさんのメモリを使用していることになります。

DBF

ディスクバッファのサイズの設定状況を表示します。
この数値はモデル毎に、設定できる数の範囲が決まっています。
基本的に数を大きくするほど性能が上がりますが、大きくしすぎても駄目なようです。何事もバランスが大切です。
目安としては「最大タスク数(NOT)×最大タスク数(NOT)×4+4」KB辺りの数にしますが、もっとも適切な数にしたいならば性能測定してチューニングします。

PBF

プリンタ共用バッファをどのくらい使用すると設定しているかを表示します。
NOだったら使用していません。
複数のプログラムから同時に1台のプリンタを使用する場合、通常は後発のプログラムはプリンタ使用中になって先発の印刷が終了するまで待ったりしますが、プリンタ共用バッファを設定しておくとそれが防げることがあります。しかし、必ずしも使用中にならないかというと、プログラム側の作りの方がプリンタ共用バッファに対応していなかったりして、現実はなかなかうまくいかないことが多いです。プログラム側がきちんとプリンタ共用バッファを使えるように作られていれば、効果が高い設定項目となります。
この設定を有効にしていて「プリンタ使用中」のメッセージを出力せずに待ち状態になってしまう場合は、プリンタ共用バッファで設定している数以上のプログラムから同時にプリンタを使用しているので、バッファの数を増やすか、同時にプリンタを使用するプログラムの数をバッファの数以内になるようにします。

IMG

イメージ印刷処理を行うプリンタ台数。

TCL

仮クローズライトバック機能を使用するか/使用しないか。
ディスクキャッシュがあるモデルのときに関係する設定みたいです。
よくわかりませんが、キャッシュのライトバック、ライトスルーとかと関係するのかもしれません。

LCT

ロックテーブルのサイズ。データベース関連の設定。
トランザクション(COMMIT/ROLLBACK機能)を使用するとき設定されている項目です。
この値の説明と計算方法は「リレーショナル型データベース説明書」の「第7部 データ保全編」−「第1章 トランザクション機能」に書いてあります。
計算式中に「同時動作する最大トランザクションタスク数」「トランザクション内で更新ロックする最大レコード数」というものがあります。これは他の計算して値を求めるもの全般に言える話ですが、これらの正確な値を求めるのは難しいよなと思います。正直運用中の全てのタイミングでいくつ更新ロックが使用されているかなんて把握できるているかどうかも怪しい。

同時動作する最大トランザクションタスク数なので、トランザクション機能を利用していないジョブの数は関係無いし、トランザクション機能を利用しているジョブがいくらあっても、同時に動かないならば「同時動作するときの最大トランザクションタスク数=1」になります。
この設定がおかしいとトランザクション機能を使用したプログラムを実行したときにRDB−STATUS やFILE STATUS にエラーが返ってきたり、「RDB環境が整っていません」というエラーメッセージが表示されたりします。

AJA

更新後ジャーナルエリアサイズ。データベース関連の設定。
トランザクション(COMMIT/ROLLBACK機能)とジャーナル機能を同時に使用するときに設定されている項目です。
この値の説明と計算方法は「リレーショナル型データベース説明書」の「第7部 データ保全編」−「第2章 ジャーナル機能」に書いてあります。
これはあまり知りません。

DBE

データベースエンジンのサイズ。
データベースエンジン(DBエンジン)とは、メインメモリをテンポラリファイルのように利用して、データアクセスを高速化するものです。
あらかじめ(サーバ起動時などに)、データをメモリ上に一括読み込みしておいて、運用中にはディスクからではなく、メモリ上に読み書きする仕組みです。
メモリはA−VXの通常使用部分の他にWindowsも使用するし、データベースエンジン用に振り分ける必要もあり、これらを合計するとかなり多量のメモリが必要になります。
物理的なメモリが少なくても、仮想メモリがたくさんあれば使えることは使えますが、メモリのスワップが発生して逆に遅くなるだけなので、本末転倒です。(ディスクアクセスを少なくしようとする目的でデータベースエンジンを使用するのに、スワップが発生するとディスクアクセスが増えてしまう。)だから必要なメモリは物理的なメモリとなります。
これの値が0でもデータベース自身は使用できます。

UWB

「UPS無しライトバック機能」を使用するかどうかの設定を表示します。
これが「YES」になっている場合は、LCT、AJAの値に関わらず、トランザクション(COMMIT/ROLLBACK機能)は使用できないようになっています。
これは、どのようなシステム構成かによって使用するか使用しないかが決まっているので、勝手に変更してはいけないようです。
(UPSの有無でYES/NOが決まるわけではなく、”UPSが無い/故障してUPSが一時的に無い状態になっている”ときに意味がある設定のようです。)

SMF

A−VXシステムが使用するファイルのサイズ。
「*(xxxx)」という形になっていたら、サイズ計算がシステム自動設定でになっていて、システム側で自動計算した結果の値がxxxxということを表しています。
括弧が無くて直接数値が表示されている場合は、自動計算せずに、直接数値を入力しています。
こういうシステム側で自動で計算してくれるようなものは、自動計算になっているのが無難です。