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A−VX/NETの3つの機能

1 仮想リモートワークステーション

A−VX/NETの機能の1つ、仮想リモートワークステーションの説明です。仮想リモートワークステーションは、よくVWS(Virtual WorkStation)と略されます。

複数のオフコンがあり、それらが回線で接続されているときに、あるオフコン(A)配下の端末を別のオフコン(B)の端末として使用する機能です。 オフコンAにつながっていながら、オフコンBの操作もできます。オフコンBの操作もできるとは、オフコンB上でバッチを実行したり、データをアクセスしたりできるということです。

オフコンA側をスレーブ側、オフコンB側をホスト側と言ったりします。

システム構成としては、ホスト側にホスト機能としてVWS/VWS2処理ルーチンが常駐して、スレーブ側にスレーブ機能としてVWS/VWS2エミュレータがいます。利用者が端末を操作すると、その操作をVWS/VWS2エミュレータがホスト側に送信し、ホスト側のVWS/VWS2処理ルーチンが受信して、ホスト側で操作した内容が実行される仕組みです。

1.1 VWSとVWS2

仮想リモートワークステーション(VWS)は歴史が長いので、VWSとVWS2という2種類のVWSがあります。名前でわかる通り、VWS2の方が新しく、VWSの機能に加えてファンクションキーによるワンタッチ起動及びシステムファンクションキーを使用できるようにしたものになります。

通常はVWS2を選択しますが、従来互換を重視する場合はVWSを選択することもあります。あるいはシステムファンクションキーを使いたくないのであえてVWSを選択する、ということもあります。

まぎらわしいですが、”VWS”という用語には、「仮想りモードワークステーション」という大きな枠組みを指す場合と、その中の「VWSかVWS2か」、という機能選択の小さい範囲を指すことがあります。どちらの意味かは、話の流れで判断するしかありません。

上の方で、VWS/VWS2処理ルーチンとかVWS/VWS2エミュレータとか書きましたが、実際はVWSの方がVWS処理ルーチン、VWSエミュレータで、VWS2の方がVWS2処理ルーチン、VWS2エミュレータ

以降の説明では、いちいちVWS/VWS2と書くのは面倒なのでVWSと書きますが、VWS2の方の機能で説明したいと思います。

1.2 ホスト機能(VWS/VWS2処理ルーチン)

仮想リモートワークステーションのホスト機能は、VWSを使用中はシステムに常駐させておく必要があります。

常駐させる方法は、システム起動時に自動的にホスト機能を起動する方法、必要に応じて手動で起動する方法、の2種類あります。

手動で起動する場合は、拡張システムコマンドで起動させます。拡張システムコマンドでは、常駐しているホスト機能を終了させたり、状態を表示させたりということもできます。システム起動時に自動起動させたホスト機能も終了させたり、再実行することもできます。

通常はシステム起動時に自動的に起動させることが多いですが、メモリ使用量やCPU使用率がギリギリなのでVWSが必要な時だけ起動したい、のような場合に手動で起動/終了させることもあります。

1.3 スレーブ機能(VWS/VWS2エミュレータ)

仮想リモートワークステーションのスレーブ機能は次のように起動します。

  • リモートWSキー(FNC+PF11、Shiftキー+Ctrlキー+F1キー)を押す
  • コマンド入力にてVWSエミュレータ(#VWEML)を起動する
  • ジョブストリーム/メニューで#VWEMLを起動する

起動すると次のような順番で接続します。

  1. どのホストに接続するかを選択することになります。VWSはどのオフコンにも自由に接続できるわけではありません。接続先のホストを設定であらかじめ指定しておかなければなりません。どのホストに接続するかは、ホスト毎に決めたシステムIDというもので指定します。接続先の設定が1つだけの場合は指定する必要はないので選択肢は表示されず、そのまま次に進みます。
  2. 使用する回線が公衆回線であらかじめ設定されていなかったりすると電話番号を入力する画面になったりします。
  3. ホストに接続にいく。
  4. 接続先ホストのホスト機能にパスワードが設定されている場合は、パスワード入力の画面になります。
  5. ホストがOCFありシステムの場合は、オペレータ名、カンパニ、パスワードなどのOCF情報の入力画面になります。
  6. メニュー画面やRUNコマンド入力画面や業務アプリケーションなど(これはホストの設定によって変わる)の画面になり、ホストで操作可能となります。

無事ホストに端末として接続した場合は、プログラム名表示の前に、VWSの場合は「/」、VWS2の場合は「%」が表示されます。

スレーブ側とホスト側の両方がOCFありのシステムの場合のセキュリティは次のようになります。

まずスレーブ側のオフコンの端末で操作開始操作を行ったときに、スレーブ側オフコンのOCF機能が働いて、スレーブ側オフコンのオペレータ名、パスワードの入力が必要となります。

次にVWSエミュレータを実行するとVWS自身のセキュリティ機能が働きます。まず接続できるホスト側は設定済みの中から選択することになります。勝手に不正なホストに接続することはできません。さらにホスト側にパスワードが設定されている場合は、パスワード入力が必要になります。

最後に、今度はホスト側のOCF機能が働きます。ホスト側の端末として操作開始時に、ホスト側オフコンのオペレータ名、パスワードなどの入力が必要となります。ジョブの実行やファイルのアクセス時にも、ホスト側の機密保護機能が働きます。

仮想リモートワークステーションを終了するときは

  • PF16キー(Shiftキー+F6キー)を押す
  • 操作終了コマンドを実行する

1.4 リモート/ローカル切り換え

VWSを使用しているときに、端末はスレーブ側オフコンを経由してホスト側オフコンに接続していることに注目してください。端末は、ホスト側のオフコンにもスレーブ側のオフコンにも接続されているのです。

VWS2の場合は、端末の接続先オフコンを随時切り換えることができます。

ローカルWSキー(Shiftキー+Ctrlキー+F2キー)を押すと、端末の接続先がホスト側からスレーブ側(つまり自分のところのオフコン)に替わります。リモートWSキーを押すと、またホスト側に接続先が切り替わります。

例えばホスト側に接続してバッチを実行して、ローカルWSキーを押してスレーブ側に接続してデータエントリ業務をして、しばらくしたら「もう終わったかな?」とリモートWSキーを押して、ホスト側のバッチ実行結果を見る、のような操作を行うことができるということです。

マルチホストなら、複数のホストを切り替えることができます。ホスト1のオフコンに接続して操作して、ホスト2のオフコンに接続して操作して、スレーブのオフコンに戻って操作して、またホスト1のオフコンに接続して・・・ということもできます。

切り換えているうちにホスト側なのかスレーブ側なのかわからなくなることもあるかもしれませんが、画面に表示される内容で判断できます。プログラム名表示の前に「/」か「%」が表示されている場合はホスト側に接続しています。何も表示していなければ、スレーブ側に接続されています。

1.5 拡張システムコマンド

ホスト側の拡張システムコマンドの「No.9 仮想ワークステーション」を選択することにより、ホスト機能(VWS/VWS2処理ルーチン)の起動、停止、状態表示などを行うことができます。

管理者権限の人がシステムステーションの役割を持つ特別な端末でのみ実行できます。

「No.9 仮想ワークステーション」を選択した後に、サブコマンドを選択します。

番号サブコマンド説    明
VWS起動仮想ワークステーションを使用できる状態にします。
状態表示が「STOP」の時に行う。
これにより状態表示が「STANDBY」になります。
VWS停止仮想ワークステーション機能を使用不可能の状態にします。
状態表示が「STANDBY」の時に行う。
これにより状態表示が「STOP」となります。
VWS強制停止仮想ワークステーション機能を強制的に使用不可の状態にします。
状態表示が「ACTIVE」の時に行う。これにより状態表示が「STOP」となります。
VWS状態表示仮想ワークステーションの状態を表示します。
STANDBY:VWSが使用可能な状態であることを示し、スレーブシステムからの接続待ちの状態。
STOP:VWSが使用不可能な状態であることを示し、この状態でスレーブシステムからの接続は行えない。通信障害のリトライ後に本状態になることがあり、その場合は「STOP」表示の後に詳細情報を表示する。
RETRY:通信障害に対するリトライ処理中である。
ACTIVE:VWSが動作中であることを示す。
UNUSED:動的環境設定用に生成したが、どのサーバ設定にも関連付けられていない状態。

1.6 仮想リモートワークステーション装置番号

オフコンに接続する装置には1台1台番号が付きます。仮想リモートワークステーションにも装置名と装置番号が付きます。(設定するときに付けます。)

ホストに設定されている端末の台数が100台以下(STN000〜STN099)の場合は、VWSの装置名、装置番号はSTN1nn(STN100、STN101、STN102・・・)となります。ホストに設定されている端末の台数が500台以下(STN000〜STN499)の場合はSTN5nn(STN500、STN501、STN502・・・)となります。501台以上だとSTN8nn(STN800、STN801、STN802・・・)となります。(端末が800台以上の場合にどうなるかはよく知りません。)

インラインWS数VWS装置番号
100台以下STN1nn
500台以下STN5nn
501台以上STN8nn

ベーシック系手順とハイレベル系を混在させる場合は装置番号はベーシック系→ハイレベル系の順番で定義するようです。

1.7 COBOLプログラムからのサービス起動/停止

COBOL85のシステムサブルーチンを使用してVWSのホスト機能の起動/停止ができます。

2 遠隔ファイルアクセス

遠隔ファイルアクセス(RFA:Remote File Access)は、あるオフコン(A)から別のオフコン(B)に入っているファイルにアクセスできるようにするものです。


自分のオフコンのハードディスクに入っているファイル、他のオフコンのハードディスクに入っているファイル、と意識せずに、同じプログラムでファイルにアクセスできるという特徴があります。

オフコンA側を要求システム側、オフコンB側をサービスシステム側といったりします。

2.1 サービスシステム

要求システムとサービスシステムは、RFAを使用中はシステムに常駐させておく必要があります。

常駐させる方法は、システム起動時に自動的にホスト機能を起動する方法、必要に応じて手動で起動する方法、の2種類あります。

手動で起動する場合は、拡張システムコマンドで起動させます。拡張システムコマンドでは、起動している要求システム/サービスシステムを終了させたり、状態を表示させたりということもできます。システム起動時に自動起動させた要求システム/サービスシステムも終了させたり、再実行することもできます。

2.2 遠隔ファイルのデバイス指定方法

遠隔ファイル(RFAでアクセスしたいファイル)のある場所をプログラムやユーティリティでファイルで指定したい場合は次のように入力します。

  • 遠隔ファイルをボリュームカタログファイルに定義した場合は、「MSD 」(MSDの次は空白3桁)とし、ボリューム名を指定しない。
  • デバイス指定で直接ファイルの場所を指定したい場合は、「RMSnnn」とRMS+3桁の装置番号で指定します。(nnnは相手システムのSID)

別のA−VXサーバのハードディスクにアクセスする時は「RMSxxx」のファイル「yyy」という風にアクセスします。ボリュームカタログファイルに登録すると「MSD   」と自分のサーバ上にあるファイルと同じように指定してアクセスできるようになります。Windowsでいうと「RMSxxx」でアクセスするのは「¥¥aaa¥bb・・」みたいにネットワークアドレスで他のサーバにアクセスする方法、「MSD   」でアクセスするのは共有化したフォルダをネットワークドライブに割り当てて「E:¥aaa¥bb・・」のようにアクセスするのと同じことです。

「RMSnnn」のnnnを自分のシステム(要求システム)のSIDにすると自分のオフコンのハードディスクに入っているファイルにアクセスしたりもできます。

2.3 拡張システムコマンド

ホスト側の拡張システムコマンドの「No.10 リモートファイルアクセス」を選択することにより、リモートファイルアクセス機能の起動、停止、状態表示などを行うことができます。

管理者権限の人がシステムステーションの役割を持つ特別な端末でのみ実行できます。

「No.10 リモートファイルアクセス」を選択した後に、サブコマンドを選択します。

番号サブコマンド説    明
RFA起動リモートファイルアクセス機能を起動状態(スタートアップ)にします。
状態表示は「STANDBY」となり、RFA機能が使用できるようになります。
RFA停止リモートファイルアクセス機能を使用しているジョブが存在しないときRFA機能を停止状態にします。
状態表示は「STOP」となります。
RFA強制停止リモートファイルアクセス機能を使用しているジョブが存在していても強制的にRFA機能を停止します。状態表示は「STOP」となります。。
RFA状態表示相手システムごとにリモートファイルアクセス機能の状態を表示します。
STANDBY:RFA機能を使用しているジョブは存在しないがRFA機能は起動状態である。
STOP:RFA機能が停止状態である。本状態の時RFA機能を使用することはできない。通信障害のリトライ後に本状態となることがあり、その場合は「STOP」表示の後に詳細情報を表示する。
RETRY:通信障害に対するリトライ中です。
REQUEST:要求システム側:RFA機能を使用しているジョブが存在し、遠隔ファイルをアクセスしていることを示します。
SERVICE:サービスシステム側:RFA機能を使用しているジョブが存在し、遠隔システムにファイルをサービス中であることを示します。
SHUTDOWN:RFA機能強制停止コマンドを受け付けてシャットダウン中であることを示します。
公衆回線の場合は上記に加えて「SW CONNECT」「SW DISCONNECT」「SW STANBY」「SW SERVICE」が表示されます。

2.4 COBOLプログラムからの状態取得機能

COBOL85のシステムサブルーチンを使用してRFAの状態を取得することができます。

3 リモートプリンタ

あるオフコン(A)から別のオフコン(B)に繋がっているプリンタに印刷することができます。

リモートプリンタ機能は、遠隔ファイルアクセス機能を利用しています。このため遠隔ファイルアクセス機能の設定が必要になります。

3.1 即時転送モードと一括転送モード

リモートプリンタには、プリントデータの転送方式により、以下の2つの形態があります。

  • 即時転送モード(RPR:Remote PRinter)
  • 一括転送モード(RWT:Remote WriTer)

即時転送モードは、ジョブから出力されるプリントデータをWRITE命令と同期して直接サービスシステムのスプールファイルに転送します。ジョブがプリタファイルに対してCLOSE命令を実行し、プリンタ出力が終了すると自動的にサービスシステム上のプリンタに印刷を行います。

一括転送モードは、ジョブから出力されるプリントデータを一度自システムのスプールファイルに出力します。ジョブがプリンタファイルに対しCLOSE命令を実行し、プリンタ出力が終了すると、スプール転送プログラム(#RWRIT)によりプリとデータを一括してサービスシステムのスプールファイルに転送します。
スプール転送プログラム(#RWRIT)によりプリントデータの転送が終了すると自動的にサービスシステム上のプリンタに印刷を行います。

一括転送モードは、さらにプリントデータの転送手順として、自動転送と手動転送の2つの方式があります。
自動転送は、ジョブのプリンタ出力終了により#RWRITが自動的にプリントデータを転送する方式です。
手動転送は、自システムのスプールファイルに出力された状態でいったん完了し、スプールコマンドプログラム(#SPOOL)のスプール転送コマンドを使って手動で転送要求を行い、#RWRITが転送を行う方式です。

自動転送にするか手動転送にするかはシステム生成で設定できますが、スプールコマンドプログラム(#SPOOL)で動的に変更することもできます。

3.2 リモートプリンタの指定方法

ジョブからプリンタを指定する場合は、普通のプリンタと同様に装置タイプと装置番号で指定します。次の2つの方法があります。

・PRN8nn
・PRN999

PRN8nnの3桁の装置番号部分は、SGで設定したリモートプリンタ番号です。直接プリンタを指定する場合に使用します。
PRN999はステーション対応プリンタです。SGでステーションに対応付けしたリモートプリンタに出力する場合に使用します。

異なるジョブから同時に同じリモートプリンタに印刷した場合も、リモートプリンタはいったんスプールファイルにプリントデータを入れてからプリンタで印刷する仕組みなので、ジョブ同士で競合することはありません。

3.3 スプール転送プログラム(#RWRIT)

スプール転送プログラム(#RWRIT)は、転送要求で指定されたプリントデータをスプールファイルから読み出し、RFAで接続されたサービスシステムへ転送します。(このためリモートプリンタ機能の一括転送モードは遠隔ファイルアクセス機能が必要。)

スプール転送プログラムの起動方法は、下の2種類があります。

  • システムによる自動起動
  • コマンド入力画面からの起動

4 A−VX/NETの環境設定

A−VX/NETは、メッセージ管理上で動作するので、まずメッセージ管理(MM3かMMS)の設定が必要です。その上でA−VX/NETの設定を行います。

A−VX/NETを使う時もSGL(システム生成言語)というもので設定を行います。繋げる側、繋がる側両方とも設定を行わなければなりません。

※SGLでVWSやRFAの設定を記述した例。

/ITOSNET RFA=YES,HST=NO,SLV=YES,RPR=YES;
/RFABUFF SRB=(1024,01),RQB=(4608,02),SVB=(4608,02);
/VWSSLAVE LNK=HDLC,MLT=NO;
/SNET SNO=102,NPS=01;
/INET PNO=000,QNM=RFAQ,TNM=RFAT,LNK=HDLC,RPD=PRN800;

SGLをパラメータとしてパラメータライブラリに保存しますが、MM3やMMS同様にパラメータ名の付け方には規則があります。 パラメータ名は、6文字の英数字で付けます。そのうち最初の5文字は任意の文字列で自由に付けることができます。ABCDEでもいいし、SGPARでもいいし、NETPRでもいいです。最後の1文字はA−VX/NETの場合は、「N」になります。

5 動的環境設定

上で説明したように、A−VX/NETの環境設定はかなり面倒です。メッセージ管理のSGLを作ってそれをSGでシステムに設定し、次にA−VX/NETのSGLを作ってそれをSGでシステムに設定しなければなりません。システムを設定した場合は、オフコンの再起動が必要になります。場合によっては複数回再起動が必要になります。

システム構成が変わって、A−VX/NETの設定に変更が必要になった場合は、SGLを修正した後にSGでシステムに設定、その後オフコンを再起動しなければなりません。

これらの不便を解消する為、A−VX4 R4.0からの動的環境設定というものがA−VX/NETに実装されました。

インターネットで使われているTCP/IPを使用するようにすることで、メッセージ管理のSGを不要にしています。(今はオフコン同士もLANケーブルで繋がれているのでこの方法が一番簡単。)さらにA−VX/NETの設定もSGLではなく、A−VX/NET管理ファイル保守の動的環境設定で行うようになりました。(SGで”動的環境設定を使う”ように設定する必要はあります。)

SGでの設定が不要になるため、設定変更ごとにオフコンを再起動する、ということも不要になりました。

もちろん、今まで通りSGLを使用して設定することもできます。動的環境設定ではTCP/IPしか対応していないので、従来通りの回線を使用したい場合などは、今まで通りSGLを使用して設定しなければなりません。

6 A−VX/NET管理ファイル保守(#INETM)

SGLではできないA−VX/NETの各機能の細かい設定はA−VX/NET管理ファイル保守(#INETM)というユーティリティで行います。

動的環境設定もA−VX/NET管理ファイル保守を使用して設定を行います。

A−VX/NET管理ファイル保守ユーティリティの起動方法は以下の2種類のいずれかの方法で行います。

  • 簡易操作ユーティリティ(#ABC)
  • システムメニューの「システム運用管理支援」