4.WindowsのイベントログとA−VXのメッセージ
- (1)WindowsのイベントログとA−VXのメッセージ
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A−VXシステムは、以下の場合にイベントログにメッセージを出力するようです。
- メッセージ記録情報がメッセージログに出力されたタイミングで、メッセージログに出力されたものと同じ情報がイベントログにも出る
- 「サーバが立ち上がった」とか「障害が発生した」といったようなA−VXシステムが出す(なぜかメッセージログ側には出さない)情報
- ハードウェア情報
1番目のメッセージ記録情報について、いろいろと説明します。
- (2)メッセージ記録情報とイベントログの関係
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下のように、アプリケーションがメッセージを出力するとメッセージログとイベントログにメッセージが出力されます。
COBOLアプリケーションが、メッセージファイルに登録してあるメッセージを表示すると・・
メッセージログに同じメッセージが出力される。
同じ内容のメッセージが、Windowsのイベントログ(アプリケーションログ)にも出力される。
メッセージファイルに登録した時に設定したDISPATCH LEVELとCENTER LEVELによって、イベントログに出力したときのメッセージの種類とイベントIDが変わります。
イベントログ メッセージログ イベントID 種類 DISPATCH LEVEL CENTER LEVEL 1 エラー 0 保守センタ&センタシステム 2 エラー 1 保守センタ&センタシステム 3 エラー 2 保守センタ&センタシステム 4 エラー 3 保守センタ&センタシステム 1 エラー 0 保守センタ 2 エラー 1 保守センタ 3 エラー 2 保守センタ 4 エラー 3 保守センタ 5 エラー 0 センタシステム 6 エラー 1 センタシステム 7 エラー 2 センタシステム 8 エラー 3 センタシステム 9 警告 4 − 9 警告 5 − 9 警告 6 − 9 警告 7 −
下のメッセージはDISPATCH LEVELを7にしました。イベントIDが9、種類が警告になっているのがわかります。
DISPATCH LEVELを1、CENTER LEVELを0.保守センタにしました。イベントIDが2、種類がエラーになっているのがわかります。
イベントログの種類は、ESMPRO方式の自動通報遠隔監視機能で重要になります。(後述)
- (3)その他のメッセージ
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メッセージログの内容以外にも、イベントログにはいろいろなメッセージが出力されます。
例えば以下のようなメッセージが出ます。これはA−VXシステムが正常に起動されると必ずイベントログに出力されます。
イベントIDが8、種類はエラーとなっています。これらのメッセージもメッセージログで説明した表の通りとなっているのがわかります。
上の画面を見てあれっと思う人もいるかもしれません。正常に起動して「通常運用に入りました」なのに、種類がエラーになっています。(後述)