Google
オフコン練習帳内を検索
インターネット全体を検索

NECオフコン関連
オフコン一般
情報
トップ  >  ワークステーション名(ステーション番号)を取得する

自分が今使っているワークステーション名(ステーション番号)を取得する

「ステーション番号の通知」システムサブルーチンとは

COBOLシステムサブルーチンの「ステーション番号の通知」を使ってみます。
このCOBOLシステムサブルーチンを使うと、自分が今使っているステーション(端末、最近だとパソコンかな?)の名前をもらうことができます。

NECのオフコンは、1つのサーバに端末をつなげて、端末上からサーバのプログラムを操作する仕組みです。1つのサーバにたくさんの端末をつなげて業務を行うこともできるので、どの端末なのか識別する為に、端末毎に識別名が付いています。

この名前は、パソコンのコンピュータ名とかIPアドレスとかではなく、オフコン独自で付けている名前です。

ステーション番号の通知

説明書から概要を下に抜き出します。
詳細は「COBOL85システムサブルーチン説明書」を参照してください。

機能

プログラムが動作しているワークステーションの、ワークステーション名を通知します。

一般形式
CALL "CBLSTNNO" USING データ名    

データ1:ワークステーション名
ファイル節、作業場所節または連絡節の中で、レベル番号01または77の6桁の英数字項目として定義します。
CALL命令を実行すると"STNnnn"の形式で通知されます。


サンプルプログラム9
000010 IDENTIFICATION    DIVISION.                          
000020 PROGRAM-ID.       SAM009.                            
000030 ENVIRONMENT       DIVISION.                          
000040 DATA              DIVISION.                          
000050 WORKING-STORAGE   SECTION.                           
000060*--- CBLSTNNO PARAMETER ---*                          
000070 01  STN-NO  PIC X(06).                               
000080*--------------------------*                          
000090 01  KEYIN   PIC X(01).                               
000100 01  DSP-A.                                           
000110     05 FILLER  PIC N(07) VALUE NC"あなたの端末は".   
000120     05 DSP-STN PIC X(06).                            
000130 PROCEDURE         DIVISION.                          
000140 MPRG.                                                
000150     INITIALIZE STN-NO                                
000160     CALL "CBLSTNNO" USING STN-NO                     
000170     MOVE STN-NO TO DSP-STN                           
000180     DISPLAY DSP-A                                    
000190     ACCEPT KEYIN                                     
000200     STOP RUN.                                        


実行すると下のような感じになります。


ステーション番号の決まり方

このワークステーション名(ステーション番号)ですが、システム生成で決めています。
#SGLSTでシステム生成情報を見ると、システムコンソールグループやワークステーショングループ1の辺りで下のような情報を見ることができます。


この場合は、このサーバにはSTN000(DAD=80)、STN001(DAD=81)、STN002(DAD=82)、STN003(DAD=86)の4つの端末(ステーション)をつなぐことができます。

で、4つ設定のうち、どれとしてサーバと接続するかを端末側で設定します。
例えば、WSエミュレータのときは、通信タブにある通信ポート番号とWS番号を何にするかによって、どのSTNnnnなのかが決まります。
あくまで私の環境の場合ですが、通信ポート番号を16384、WS番号を1にすると、DADが81と紐付けられているSTN001としてサーバに接続することになります。WSを6にするとSTN003としてサーバに接続します。


たぶん総務部からはSTN000で、開発部からはSTN001で・・・と決まっているときに、ワークステーション名を見て表示される内容を変えたり、読み込むファイルを変えたりするようなときに使うのでしょう。ファイルを変えたりするのはOCF機能を使った方が簡単に実現できますが・・・。