ＲＤＢ／ＥＵＦ��
- １ ＲＤＢ／ＥＵＦ�兇箸�
-
ＲＤＢ／ＥＵＦ�供�Relational DataBase / End User Facility 2）は、Ａ−ＶＸ用のデータベース、Ａ−ＶＸ／ＲＤＢの情報を分析したり加工する為のエンドユーザ向けのＯＡソフトウェアです。ＮＥＣの説明書によると、このソフトウェアのウリは、難しいコマンドを覚える必要もなく、ノンプログラミングで、コンピュータの知識が全くない人でも、容易にデータベースの中のデータを検索したり、データの追加、更新、削除したり、分析したりできるツールということです。
役割としては、ＯｒａｃｌｅのＳＱＬ＊ＰＬＵＳや、PostgreSQLのpsqlのようなデータベース用クライアントソフトウェアに相当します。あるいはphpPgAdminやphpMyAdminのようなものかもしれません。
Ａ−ＶＸ／ＲＤＢはエンジン部分はＡ−ＶＸ ＯＳの標準として組み込まれています。このためＡ−ＶＸ／ＲＤＢ自体はオフコンを購入すれば使えます。しかしＲＤＢにアクセスする部分、ＲＤＢ／ＥＵＦ�兇覆匹亙滅笋蠅寮宿覆箸覆辰討い泙后�
- ２ ＲＤＢ／ＥＵＦ�兇任任�ること
-
ＲＤＢ／ＥＵＦ�兇蓮⊆，里茲Δ覆海箸�できます。
- 表にデータを入力／更新／削除できる
- 表にデータを検索／集計／ソートができる
- 表のデータを画面に表示できる
- 検索／集計／シートした結果を印刷できる
- 別の表（ファイル）／プリントファイル／ＶＩＡファイルに出力できる
- 表のデータをもとにグラフを作る
- 表を結合して見やすくする
- 操作手順を登録する
- 表を登録する
だいたいは他の一般のデータベース用クライアントソフトウェアでできることと同じです。
１，２点補足しておくと、ＶＩＡファイルは、ＮＥＣのＬＡＮシリーズにデータを渡すためのファイルです。ＬＡＮシリーズが何かというと大昔（１９８０年〜１９９０年頃）のＮＥＣ製のワープロや表計算ソフトなどのＯＡソフトウェア群です。例えば、データベースのデータをＶＩＡファイル経由で表計算ソフト（ＬＡＮＰＬＡＮ）に読み込ませて、表計算ソフト側で集計・加工することが可能でした。
表を登録する、というのは、ＳＱＬでいうとcreate tableやcreate viewに相当するものです。
- ３ ２つのＲＤＢ／ＥＵＦ��
-
ＲＤＢ／ＥＵＦ�兇砲錬欧弔離皀献紂璽襪�入っています。
一つは「メニューバー形式」と呼ばれているＲＤＢＱ２、もう一つは「コマンド形式」と呼ばれているＲＤＢＱです。
ＲＤＢＱもＲＤＢＱ２もほぼ同様の機能を持っています。違いは、入力する形式がメニューバーになっているか、コマンドになっているかという点です。（他にも細かい差異はあります。）
「コマンド形式」と呼ばれているＲＤＢＱですが、これは実は「ＲＤＢ／ＥＵＦ」と呼ばれていたころのものです。従来互換を重視するＮＥＣのオフコンは、昔の使い方に慣れた人のためや昔作ったカタログをそのまま実行するために、ＲＤＢＱとして残しています。
ＲＤＢＱ２の方は「ＲＤＢ／ＥＵＦ�供廚膿靴燭忘遒蕕譴燭發里任后�
ＲＤＢＱの方はコマンド入力なのに対して、ＲＤＢＱ２の方はメニューから選択する方式なので、ＲＤＢＱ２の方が若干使いやすいです。また、ＲＤＢＱ用として作成したカタログもカタログコンバータ（ＲＤＢＱＣ）というツールで、ＲＤＢＱ２用に変換することができます。
このため今後はＲＤＢＱ２を使うことになると思います。
- ４ コマンド形式（ＲＤＢＱ）
-
上で書いたように、従来互換用のモジュールです。
RUNコマンド入力行で「RDBQ;」と入力して実行キーを押すと、起動します。
画面は下のような感じです。
一覧から表を選択して、
「P.」コマンドでデータを表示
表示する列を選択したり、表示する内容を条件で絞ったり、集計したり、ソートしたり、表を結合したりもこの画面で行います。
表内のデータが一覧表示されます。
この画面でさらにデータの修正や削除といったことも可能。
「U.」コマンドでデータ内容の修正、「D.」コマンドでデータの削除
このように基本的にコマンド入力で作業を進めます。慣れてくるとこちらの方が早いという人もいました。
- ５ メニューバー形式（ＲＤＢＱ２）
-
メニューバーが用意された新しい方です。ＲＤＢ／ＥＵＦ�兇箸い┐佗當未呂海舛蕕鮖悗靴泙后�
RUNコマンド入力行で「RDBQ2;」と入力して実行キーを押すと、起動します。
画面は下のような感じです。
見た感じＲＤＢＱとそれほど変わりませんが、画面上方にメニューバーが増えています。
検索指定の画面です。表形式で、ＲＤＢＱよりも少しわかりやすくなっています。
- ６ Ａ−ＶＸ／ＲＤＢの表へのアクセス
-
Ａ−ＶＸ／ＲＤＢの表に入っているデータの更新や削除、新規にデータの追加などができます。
データの検索もできます。条件を絞って一覧表を表示したり、印刷したり、別のファイルに出力したりということもできます。例えば、社員表から年齢が３０歳以上４０歳未満で課長以上の人の一覧を表示する、といったこともできます。年齢順にソートしたり、集計して平均値や最大／最小値を表示することもできます。
これらの操作をＳＱＬではなく、ＲＤＢ／ＥＵＦ�尭伴�のコマンドやメニュー選択で行うことができます。
データベース上のデータを操作する一通りの機能は用意されています。
- ７ グラフ機能
-
グラフ機能を使うには、オフコン専用端末（1120×780ドットのグラフィック表示ができる）が必要です。
パソコンでは使えません。ＰＣ／ＷＳエミュレータではグラフ機能に対応していないのです。ＰＣ／ＷＳエミュレータでグラフ機能を使おうとすると、「このステーションではグラフは作成できません」と表示されてしまいます。
個人的には、ＰＣ／ＷＳエミュレータでグラフ機能は使えるようにしてほしいです。ＲＤＢ／ＥＵＦ�暁磴辰燭里忙箸┐覆さ’修�あるのはおかしいと感じます。（ＳＭＡＲＴ�僑釘悗離哀薀婬’修筍達錬贈錬未離哀薀婬’渋勝△い蹐い蹐覆發里�使えないのです。）
というわけで、現状は、Ａ−ＶＸ／ＲＤＢのデータをいったんファイルに落として、それをＷｉｎｄｏｗｓのファイルに変換して、Ｗｉｎｄｏｗｓのエクセル等で編集してグラフを出力することになります。
話を戻して、このＲＤＢ／ＥＵＦ�兇離哀薀婬’修任垢�、次のグラフが作成できます。
- 円グラフ
- 単純棒グラフ
- 要素棒グラフ
- 比較棒グラフ
- 折れ線グラフ
- 要素折れ線グラフ
- 帯グラフ
Ａ−ＶＸ／ＲＤＢの表のデータを編集・集計したあとにグラフを表示する、という流れになります。
- ８ カタログ
-
毎日担当者別の売り上げ一覧表を作ったり、毎月お客様別の売掛金買掛金一覧表を作ったり、何度も繰り返し実行するようなことがあります。そのようなときには、処理手順を登録しておくことができます。この処理手順を登録したものをカタログといいます。
実際に処理を実行するときには、このカタログを呼び出せば、同じ手順で処理を自動的に実行してくれます。
このカタログもプログラミングは必要なく、処理手順を一度実行してみて、最後に「今までの手順をカタログ化」するように指示すれば、カタログが出来上がる仕組みになっています。
