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索引順編成ファイル その2

1 チューニング

どのくらい効果があるかは、そのシステムの状態によりますが、索引順編成ファイルのアクセスを高速化できるかもしれない方法がいくつかあります。
初級の域を越えているので、簡単に紹介するだけにとどめます。

  • データブロック長の変更(これはA−VXのシステムの特性上、ブロック長を 1〜512,769〜1024,1793〜2048,3841〜4096の範囲にすると効率良くファイルアクセスできるため、アクセスを高速化できることがある。)
  • 1索引ブロック内の索引エントリの数を増やす。使用効率の値を上げる。
  • もしソートされたデータを一括入力するならば、キーの昇順にソートするよりも逆順にソートしたデータを一括入力したほうが若干処理が速くなる可能性が高い。索引順編成ファイルの構造上、同じデータならば昇順より逆順の方がファイルI/O回数が減る可能性が高いため。(今はディスクのアクセス速度が昔より高速なので、おそらくどっちでもほとんど変わらないはず。)

2 キーブロックエントリ数

キーブロックに格納できるエントリ数は次の計算式で求められます。

[(キーブロック長−9バイト)÷(キー長+4バイト)] = エントリ数
※小数点以下切り捨て
※キーブロック長は、索引順編成ファイル領域確保時に256の整数倍で指定する。(512バイトであれば2と指定する)

3 キーブロック使用率

キーブロックは、キー分割によって空きエントリが発生し、この空きエントリがキー部に多く存在するとキー部の使用率が低下します。つまり、キー部の使用率が低下すればキー部の容量が多く必要となります。

ファイルの領域確保時に、キー部の使用率を50%から100%の範囲で指定することができます。(50,60,70,80,90,100と10%おきに指定可)

ファイルの領域確保時に指定した利用率は、そのファイルに対して出力モード(OUTPUT)でオープンし、キーの順にソート(昇順、降順)されたレコードを出力するときのみ有効になります。それ以外の場合は、使用率50%で処理されます。