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システムコマンド その1

1 システムコマンドとは

いろいろな特殊な操作をするために、システムコマンドというものが用意されています。
システムコマンドは、主に業務を開始したり終了したり新たにジョブを開始したり終了したりする時に使用します。

Linuxのログイン/ログアウトのコマンドやユーザ切り換えのコマンド、プログラムの強制終了のコマンドなどに相当します。Linuxではコマンドの文字列をシェルの画面に入力して実行しますが、A−VXは特殊なキーを押して実行します。これが違います。A−VXのコマンドはRUNコマンドしかないのです。

2 システムコマンドの実行方法

システムコマンドは文字列を入力するのではなく、特殊なキーを押すことによって実行します。これが基本です。その後他の方法でも入力できるようになりました。PC/WSエミュレータでは、それ以外にメニューから選択することもできます。

システムコマンドを実行するには次のような方法があります。

(1)システムファンクションキーを使用する。

キーボードの上に並んでいるシステムファンクションキーを使用します。以下のキーを押すことによってコマンドを実行します。
A−VXのキーボードの章で説明したとおり、A−VX専用キーボードとPC用のキーボードでは使用するキーが違います。

以下は、いろいろな端末を使った場合のシステムファンクションキーを示していますが、パソコンのものは規定値の状態を示しています。パソコンはキーの役割を自由に変更できるので、別のキーにシステムファンクションキーを割り当てることができます。


専用端末+
A−VXキーボード
パソコン+
109キーボード
画面接続コマンドFNC+PF1Ctrl+F1
画面切り離しコマンドFNC+PF2Ctrl+F2
優先処理コマンドFNC+PF3Ctrl+F3
停止コマンドFNC+PF4Ctrl+F4
再開コマンドFNC+PF5Ctrl+F5
操作終了コマンドFNC+PF6Ctrl+F6
操作開始コマンドFNC+PF7Ctrl+F7
プログラム放棄コマンドFNC+PF8Ctrl+F8
業務放棄コマンドFNC+PF9Ctrl+F9
アテンションコマンドATTNPause
画面ハードコピーコマンド
(コード画面側)
COPYPrintScreen
画面ハードコピーコマンド
(グラフ画面側)
Ctrl+COPY※−
リモートWSFNC+PF11Shift+Ctrl+F1
ローカルWSFNC+PF12Shift+Ctrl+F2

※PC用のPC/WSエミュレータにはグラフ機能が無いため。

(2)アテンションコマンドのメニューを使用する。

アテンションキーを押すと、以下のようなメニューが表示されます。
ここで実行したいコマンドに対応するプログラムファンクションキー(PF1〜)または数字を入力します。

(3)PC/WSエミュレータのメニューを使用する。

パソコン用のPC/WSエミュレータ(32)やPC/WSエミュレータ(Windows版)を使用しているのならば、ウインドウ上部のメニューを使って、主要なシステムコマンドを実行することができます。

PC/WSエミュレータ(WINDOWS版)の場合ならば、


メニューの「システムコマンド(C)」をクリックすると下のように表示されるので、実行したいものを選んでクリックします。

PC/WSエミュレータ(32)の場合ならば、


メニューの「システムコマンド(C)」をクリックすると下のように表示されるので、実行したいものを選んでクリックします。