インターネット上の用語辞典を見てみる
いきなりですが、オフコンってどのようなものでしょうか。
そんなのわかりきってますよ。オフィスコンピュータ(office computer)の略で、お店や企業に置いてある伝票発行や販売管理/在庫管理のような事務処理をするためのコンピュータのことでしょう?
でも、インターネット上や最近の雑誌の記事には、時々「オフコンからWindowsサーバへ」とか「オフコンからUNIXへ」などという言葉が出ています。
よく考えるとオフコンが事務処理用コンピュータならば、「事務処理用コンピュータからWindowsサーバへ」ということになります。「うちではWindowsサーバで事務処理を行っているけど、このWindowsサーバは事務処理用コンピュータではないの?」なんていう疑問も出てきます。
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一方「オフコンって昔の(古臭い)コンピュータのことでしょ?」と言う人もいます。先ほどのインターネットや雑誌の記事も「オフコン=昔のコンピュータ」ということなら意味が通りそうです。
でも、私のサイトはNECのExpress5800/600シリーズというコンピュータのことをオフコンと書いています。今年発売になった600シリーズも昔のコンピュータなのでしょうか。もしかしたら私の認識が間違っているのかも?
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まずはインターネット上にいくつかある用語辞典で、オフコンとは何か確かめてみましょう。
「IT用語辞典e−Words」のオフコンの定義
「IT用語辞典バイナリ」のオフコンの定義
「アスキーデジタル用語辞典」のオフコンの定義
それぞれ微妙に内容は異なるものの、どの用語辞典も「事務処理に特化したコンピュータ」と書いてあります。「特化した」という文字が付け加わっているところが少し気になりますが、やっぱりオフコンは事務処理用のコンピュータのようですよね。
でも、ちょっと待ってください。
後半部分を読むと「年々需要は減少している。」とか「市場を奪われつつある。」と書いてあります。オフコンが事務処理用コンピュータならば、これはありえません。事務処理用コンピュータが年々需要が減少していたり、事務処理用コンピュータが他の何かに市場を奪われるようなことがあるのでしょうか。年々企業の事務処理が減っているならばそれもありえますが、実際はそんなことはありませんよね。
どうも「オフコン=事務処理用コンピュータ」ではない??ようです。
それでは「オフコン=昔のコンピュータ」なのでしょうか?
オフコンっていったい何なんでしょうか。
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