ロードモジュール、ジョブストリーム、パラメータメンバ
- 1 A−VXで実行できるもの
Windowsではxxx.exeとかxxx.com、xxx.batなどのファイルが、プログラムとして実行することができます。それに対してA−VXで実行できるものは、ロードモジュール、ジョブストリーム、パラメータの3種類があります。
- 2 ロードモジュール(LM)
Windowsでxxx.exeやxxx.comに相当するものが、ロードモジュールです。COBOL言語やFORTRAN言語で作りコンパイル/リンク後にできる実行形式のものがロードモジュール(LM)です。A−VX付属のいろいろなユーティリティ(#ABCとか#MAPとか)もロードモジュールです。
「A−VXのファイル」の章で説明した通り、ロードモジュールはロードモジュールライブラリ(LML)に格納します。
- 3 ジョブストリーム(JS)
Windowsでxxx.batのようなバッチファイルに相当するものが、ジョブストリームです。ジョブ制御言語(JCL)で書かれています。ジョブ制御言語は「A−VXのジョブ制御言語」の章で説明します。
「A−VXのファイル」の章で説明した通り、ジョブストリームはジョブストリームライブラリ(JSL)ファイルに格納します。
- 4 パラメータメンバ(PM)
パラメータセット(PS)とも呼ばれます。一見するとJSと良く似ているように見えますが、違います。 メニューやSMARTなどのパラメータをまとめたものです。主に以下のようなもので作られます。
・#MENUMというメニュー画面を作るユーティリティで作ったメニュープログラム
・SMARTで作ったプログラム
・新システム体系ユーティリティや#ABCというユーティリティのパラメータ登録で作ったパラメータ
パラメータメンバを実行すると、それに対応するプログラムが起動され、パラメータが渡されて実行されます。「A−VXのファイル」の章で説明した通り、パラメータメンバはパラメータメンバライブラリ(PML)に格納します。
- 5 もっと詳しく知りたい
そういう時は
・A−VXの「システム管理説明書」の「第2章 ジョブ管理」