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Re: A−VXのパッケージ EXCHANGE 2003-12-11 9:54
Re: A−VXのパッケージ ターラヤン 2003-12-11 11:54
Re:x3:A−VXのパッケージ 江須扇 2003-12-11 14:48
NEC COBOL の違い 補足 江須扇 2003-12-12 3:44
Re: NEC COBOL の違い 補足 ターラヤン 2003-12-16 15:21
Re: NEC COBOL の違い 補足 江須扇 2003-12-17 3:39
Re: NEC COBOL の違い 補足 ターラヤン 2003-12-17 16:02

8 Re: A−VXのパッケージ
EXCHANGE 2003-12-11 9:54  [返信] [編集]

* 高級COBOL???? そんなのってあったのですか。。

  知りませんでした。



* なにせ、以前申し上げたように、NECのCOBOLに関しては、CBL85しかやったことがありませんでしたので。。



* COBOL4については、リコー関係の方が使っているのを見たことはあります。漢字のところが””(ダブルクウォーテーション)に囲まれたアルファベットなどのコードが並んでいて分かりにく?い!!という印象だけが。。



* RICOMはACEPCRT(XX,XX)、DISPCRT(XX,XX) っていう画面入出力でしたね。

 これは、後でOS2上で実行環境になったとき(735D等)も、同じようなサブルーチンが提供されていました。

でも、AS/400(RICOH−i740)では画面ファイルでの入出力でしたのでちょっと操作上の不統一がありました。



* 「高級COBOL」というのはCOBOL4、CBL85とどういう風に違っていたのでしょうか?漢字属性がNC””になったのはどの時点からでしょうか??



* 余談ですが、NCを使わず、””で囲んでオープンフィールドにすると、何か漢字の組み合わせによってうまく表示できない場合がありますね。



* さて、COBOL2002はA−VXに搭載される予定は全くないのでしょうか? オブジェクト指向や、例外処理なども出来るみたいです。





>販売管理、生産管理など個別要素の多いシステムは個別システムで作られているかパッケージと称してもかなりカストマイズをいれているのでそのまま、A−VXで生き延びているというパターンが多いようです。





* NECのオフコンパッケージというのは、もともとソースも提供されていたのですか?





>しかし、個別に作るのであれば今でもCOBOLで作るA−VXには価値があると考えます



* 私も同感です。「保守がしやすい」「確実に資産継承出来る安心感」それにオープン系と違って「いろいろ余計なことに煩わされずに業務分析、ロジックに注力出来る」等々。。



* 問題は、NECさんがA−VXに関する中長期の方針(ロードマップ)を明確に表明してくれたら。。ということです。

A−VXを打ち切る場合でもそれとほぼ互換の「実行環境」を提供する予定である、とかそういった見通しがはっきりあればユーザさんも安心して「新規」を開発できるのではないでしょうか?

今もところ、NECを「信じるほかない」という。。。



9 Re: A−VXのパッケージ
ターラヤン 2003-12-11 11:54  [返信] [編集]

>>販売管理、生産管理など個別要素の多いシステムは個別システムで作られているかパッケージと称してもかなりカストマイズをいれているのでそのまま、A−VXで生き延びているというパターンが多いようです。

>

>* NECのオフコンパッケージというのは、もともとソースも提供されていたのですか?



昔のことなので詳細は忘れましたが、いろいろな処理が部品化というかサブシステム化されていて、何十種類もの部品の中から適したものを積み木のように処理を組み上げていくと。

さらに金額や個数などの桁数など細かい部分はパラメータで指定できるようになっていたはず。

(建前上は)ヒアリング用の用紙があって、それに従って質疑をしていけば、自然とできるというもの。

すっかり忘れたので、もしかしたらNECのパッケージではないかもしれません。



もちろんパッケージソフトを作っている会社によって、仕組みは千差万別でかなり自由度の高いものから、ほとんど変更の余地の無いものまでいろいろありました。

インターフェース部分の仕様が公開されていて、出力部分(伝票とかです)は簡易言語を使って自分で作るのもあったはず。



10 Re:x3:A−VXのパッケージ
江須扇 2003-12-11 14:48  [返信] [編集]

> * 高級COBOL???? そんなのってあったのですか。。

>   知りませんでした。



COBOL4はA−VX以前の旧100(赤100)のOS4のCOBOL仕様を継承したものだったと思います。1978年頃の話なので、曖昧な記憶です。

なにせそのCOBOLはIF命令もGOTO命令ぐらいしか書けなくて二重のIFが出来なかったと思います。パックデータも使えなかったと思います。





> * COBOL4については、リコー関係の方が使っているのを見たことはあります。漢字のところが””(ダブルクウォーテーション)に囲まれたアルファベットなどのコードが並んでいて分かりにく?い!!という印象だけが。。



漢字は16進入力でした、リコーはこの時点ではカタカナ2文字で漢字ONOFFコードで囲むというわかりやすい方法でしたね。

しかし、逆にこの方法が後で1バイト2バイトの混在モードが使えないという足かせになりましね。





> * RICOMはACEPCRT(XX,XX)、DISPCRT(XX,XX) っていう画面入出力でしたね。



これはまさしく、リコーがNECと提携した時の旧100時代のCOBOL仕様を取り込んだものです。



> * 「高級COBOL」というのはCOBOL4、CBL85とどういう風に違っていたのでしょうか?漢字属性がNC””になったのはどの時点からでしょうか??



高級COBOLはCOBOL4に比べて”高級”ということで、普通のCOBOLです。コンパイルモードにNATIVEモードとCOBOL4互換モードがあり、画面は互換モードはACEPCRT、DISPCRTが使えたと思います。NATIVEモードはSCREEN SECTIONだと思います。



COBOL85が出てからはただのCOBOLに名称変更したと思います。COBOL85のコンパイルモードで互換モードがこのCOBOLのことです。

85との違いはEND−IF等の85年仕様が使えないことです。

その他CRT−STATUSがCOBOL85ではHTAB(Return)とSKIPキーが違いますが、COBOLでは同じでした。

画面の動きが違ってしまうので、COBOLで作ったプログラムをCOBOL85でコンパイルするときは互換モードにする必要がありました。



その後の仕様強化はCOBOL85だけと思います。

例えば1バイト2バイトの混在入力MIXモード等や

副画面や矢印キーのCRT−STATUSが使えるようになったことなどです。



報告書機能や分類機能はCOBOLでもあったと思います。

RDB機能や日本語処理機能はどこまであったかははっきり覚えておりません。



> * 余談ですが、NCを使わず、””で囲んでオープンフィールドにすると、何か漢字の組み合わせによってうまく表示できない場合がありますね。



ひらがなの一部でコンパイルエラーになりましね。



> * さて、COBOL2002はA−VXに搭載される予定は全くないのでしょうか? オブジェクト指向や、例外処理なども出来るみたいです。



本気でA−VXを売るならCOBOL対応OSとしてサポートすべきと思いますがコンパイラーを開発する要員をNECは今でも抱えているのでしょうか?



> >販売管理、生産管理など個別要素の多いシステムは個別システムで作られているかパッケージと称してもかなりカストマイズをいれているのでそのまま、A−VXで生き延びているというパターンが多いようです。

> * NECのオフコンパッケージというのは、もともとソースも提供されていたのですか?



日本事務器や大塚商会等の大手デーラーは自社パッケージを開発していたので、ソースは社内では自由にしていたと思います。

中小デーラーはメーカパッケージと称してSEA/I APLIKAが出てきたのですがこれはデーラーにはソースは提供されていたようです。

SEA/IはCASEツールですので部品提供というだったような

気もします。



その後のSuperAPLIKA 3SAPLIKAはソースは非公開でした。各社のデーラーパッケージはどこまでがパッケージでどこまでがプロトタイプかよくわかりません。そのデーラーの考え方で、エンドユーザーまでソースを公開した場合もあると思います。



> >しかし、個別に作るのであれば今でもCOBOLで作るA−VXには価値があると考えます

>

> * 私も同感です。「保守がしやすい」「確実に資産継承出来る安心感」それにオープン系と違って「いろいろ余計なことに煩わされずに業務分析、ロジックに注力出来る」等々。。

>

> * 問題は、NECさんがA−VXに関する中長期の方針(ロードマップ)を明確に表明してくれたら。。ということです。

> A?VXを打ち切る場合でもそれとほぼ互換の「実行環境」を提供する予定である、とかそういった見通しがはっきりあればユーザさんも安心して「新規」を開発できるのではないでしょうか?

> 今もところ、NECを「信じるほかない」という。。。



同感です。



11 NEC COBOL の違い 補足
江須扇 2003-12-12 3:44  [返信] [編集]

COBOLの古いマニュアルがあったので補足します。



OS?4 COBOL4E 旧100時代です(1973〜78)

ITOS COBOL4  旧100の継承用(1978〜?)

ITOS COBOL   当初は”高級”がついていた(1984〜?)

             1980年JIS COBOLに準拠ということですがその後の表現でもANSI74COBOLですね

ITOS COBOL85 1987年JIS COBOLに準拠ということですがその名の通りANSI85COBOLですね(1987〜現在)



COBOL4のコンパイラーは”や=の代替で旧100が使っていた@や#を可能としていました。



COBOLのコンパイルのパラメータ

COMPILE MODE; CMO=NATIVE・・・COBOLモード

                  COBOL4・・・COBOL4互換モード



COBOL85のコンパイルのパラメータ

COMPILE MODE; CMO=NATIVE・・・COBOL85モード 

                  COBOL74・・・COBOL互換モード



と言うことで、3つのCOBOLは一世代前をオプションで利用可能としていました。



12 Re: NEC COBOL の違い 補足
ターラヤン 2003-12-16 15:21  [返信] [編集]

>>1980年JIS COBOLに準拠ということですがその後の表現でもANSI74COBOLですね

>>ITOS COBOL85 1987年JIS COBOLに準拠ということですがその名の通りANSI85COBOLですね(1987?現在)



コボラーの方なので、おそらく知っているのでしょうが・・・、

COBOLのことをあまり知らない方も見ているかもしれないということで、





COBOLの仕様は、コダシルのCOBOLが決まった後に、ANSIのCOBOLがそれを参考に決定され、次にISO、JISと前のものを参考に決まっていくので、ANSIとJISでは数年の差があります。



ところで私の資料では、OS−4のCOBOLは、ITOSになった時に再コンパイルしなければならなかったようですが、それで間違い無いでしょうか。

つまり、OS−4とITOS−4の間では、バイナリレベルの互換は無かったということでしょうか?

ご存知でしたら教えてください。

13 Re: NEC COBOL の違い 補足
江須扇 2003-12-17 3:39  [返信] [編集]

> ところで私の資料では、OS−4のCOBOLは、ITOSになった時に再コンパイルしなければならなかったようですが、それで間違い無いでしょうか。

はい、間違い有りません。

> つまり、OS−4とITOS−4の間では、バイナリレベルの互換は無かったということでしょうか?

元々、1973年にオフコンが発表されたとき、それ以前のNEAC1240はCOPCODERというアッセンブラーが基本で機械語も直接わかるような10進のワードマシンでした。

つまり、OSはまったく有りませんでした。

旧100が出た当時はOSと言う表現では無く、MONITORと称して、電源を入れたら読み込み日付と時間を入れていました。

説明ではハードでもソフトでもないファームウェアの読み込みと言われました。

その後、他社との対抗上かっこ悪かったのか、後半ではOS−4という名称にしましたが、ITOSに比べたら比較になりません。

ただ、ファイル管理やエラー表示また、SORTやFLCNVなどのユーティリティは一応できておりました。

ユーティリティのパラメータの入れ方は踏襲しておりました。

話は長くなりましたが、OSは別物でCOBOLソース互換ということで、再コンパイルは必要でした。

ファイル管理等は互換性があったので、データやプログラムはハードウェア的に同一機器があれば、FD等で移行はできました。

ただし、ISAMファイルはありませんでしたので、あくまで順編成ファイルとしての移行でした。

> ご存知でしたら教えてください。

14 Re: NEC COBOL の違い 補足
ターラヤン 2003-12-17 16:02  [返信] [編集]

回答ありがとうございます。



> 話は長くなりましたが、OSは別物でCOBOLソース互換ということで、再コンパイルは必要でした。

> ファイル管理等は互換性があったので、データやプログラムはハードウェア的に同一機器があれば、FD等で移行はできました。

> ただし、ISAMファイルはありませんでしたので、あくまで順編成ファイルとしての移行でした。



ITOS以前と以後では、プログラムはソース互換。

ITOS以降現在までは、バイナリ互換。

データはずっと使えたということですね。



他社のオフコンは、OS名称が変わると、ソース互換なので再コンパイルが必要ということがありましたが、NECのはITOS->A−VX10・・・->A−VX01では再コンパイル必要なし。

最下位モデルから最上位モデルまで同じOSなので、モデルを変えたために再コンパイルする必要もなし。

ただし、NECのオフコンは、かつてS3100系とS3050系があり、その間は(だいたい)ソース互換なので、シングルアーキテクチャとは言えない。(操作方法などの統一をしようとはしていた。)



今他社のオフコンについて書こうと思い、情報を整理しています。

他社オフコンは、新モデルや新OSになったときに、前モデルと比べて、どの程度互換性があるのかというところをまとめていたのですが、逆にNECのオフコンは昔はどうだったのかと思い質問しました。

(私のところにある先人の残した資料は、基本的なことは知っていることを前提に書かれているので、当時を知らない私にはよくわからないところがあります。これがわかれば、NECオフコンの歴史の項をもっと詳しく書くことができるのですが・・・。)

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