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1 田原総一郎氏COBOLはレガシーシステム
江須扇 2007-7-17 23:06  [返信] [編集]

田原総一郎氏は社会保険庁のシステムはCOBOLを使っている
古いシステムだから、問題だとたびたび発言しているが、
これは、COBOLの問題にされると現在でもCobolerの
私としては非常に、腹が立ちます。

例えて言えば、
ディーゼルエンジンは古くに開発された、だから、環境問題の
元凶だと言っているようなもので、欧州ではむしろクリーン
エンジンとて改良されていると思います。
いろいろなブログ等でも批判されていますが・・・・
http://dole.moe-nifty.com/etc/2007/07/cobol_9984.html
http://tangoya.blog95.fc2.com/blog-entry-130.html
2 エネルギーのかけ方の問題かと。。
EXCHANGE 2007-7-23 11:15  [返信] [編集]

* 確かに「システムの欠陥」と「開発言語」とは関係ありませんから、田原氏の認識は間違っているといえます。
* 多分、田原氏が言おうとしたことは「社会保険庁のシステムは古いCOBOL時代に構築され、その後長い間経ってレガシー化しているので現在では修復するにも難しいものになっているのではないか? 今後、若い人たちが見向きもしない「旧式ホスト系コンピュータ」と「COBOL言語」で維持し続けることが出来ないのではないか?」ということではないでしょうか。

* 話をオフコンに引き寄せれば、現代の若い技術者達はオープン系のコンピュータとJAVA、VB等を学校で学んで育っており、COBOL人口は確実に減少しています。

* さらに、コンピュータを販売する側もオフコンへの情熱は無く、企業のコンピュータ室の人間も若い方はWin等オープンに親しんでおり、A−VXなどオフコンは次第に無視する傾向が出ています。
* 要は、COBOLであれJAVAであれ、システムを高度化し維持メンテナンスし続けるためには、多大な人的エネルギーが必要なものですから、人気のないレガシー物は次第にエネルギーをかけることが難しくなってくるわけです。

* 人気がなくなる−−>人が集まってこない−−>エネルギーがかけられない−−>すばらしいシステムが構築できない、維持できない−−>レガシーはダメだ−−>人気がなくなる。。。。
という、悪循環に陥っていくのです。

*** A−VXに於いても、過去のシステムを見直し、連係機能なども使って大幅に再構築すれば、すばらしいものが出来ると思いますが、果たして販売店において、そのようなことをするエネルギーがまだ残っているのでしょうか?

大方は過去資産を乗せ換え、乗せ換えでやり替えているのが実情ではないでしょうか?
* だいいちNEC自体がオフコンの宣伝においても改良においても、それほどエネルギーを使っているようには思えません。

* 私がIBMやSUNを評価するのは自社オリジナルをあくまでも第一としてエネルギーをかけ続けている点です。

* 結局、いい物を作り出すのも発展させるのもエネルギーのかけ方の問題では無いだろうかと。。
3 エネルギーのかけ方の問題かと。。(2)
EXCHANGE 2007-7-26 0:00  [返信] [編集]

* ちょっと話が飛躍しすぎたみたいなので、中間項をお話ししたいと思います。
* 要するに、田原氏の発言は、マスコミ一般に多い「いつまでも古い物を使い続けているから問題が起こるんだ」式の乱暴な意見と思います。

* これによく似た論調は「東証」のトラブルの時にもありました。一部TVはヨーロッパの証券取引所がオープン系システムを導入しているのを引き合いにして、「東証が旧態然たる柔軟性のないメインフレームで作られたシステムを使っているからタイムリーなシステム増強が出来なかったのだ」と報道していました。
* しかし今時メインフレームで増強がすぐに出来ないなんてコトは無いでしょう。

真相は、
(1)システム増強時に設定ミス。
(2)トラブル発生。
(3)混乱によるアクセス集中で処理能力オーバー
(4)取引を一時制限
と言うことだったんでは。。

*(3)に関しては、混乱時にはよく起こる現象で、強いて言うならば、インターネット取引の急増を軽視していたため、従来からシステム増強の規模とタイミングが過小または遅れぎみの傾向があった、ということでこれは普段のヨミ(運用側)の問題でしょう。

* 「古い(レガシー)でやってるから問題を起こす、もしくは問題解決が出来ない。」=「新しいのでやれば問題が解決する」というコトは別に無いわけで、メインフレームをオープンに替えたからといって、COBOLをJAVAに替えたからといって、システム上の解決には必ずしもならないでしょう。

* と、ここまではなるほど正しいのですが、この業界、長い目で見れば人気のある方が人材(売る人+作る人+運用する人)の面でも、製品(メーカさんの改良への熱意、販売体制)の面でも、エネルギーのかけ方が違いますから、レガシーと呼ばれたものを上回っていくのも事実です。(形を変えて言えば「量」が「質」に転換するとでも言いましょうか。。)

* COBOLは教育の面でも、人材の面でもその担い手は確実に減少していくでしょうから、将来COBOLで作るシステムの質低下にもつながっていくかもしれません。
* なにせこの業界、将来性のない(と感じられる)物に賭けようとする人(会社)は少なく、それが実際の質低下につながっていったりします。ま、人気商売とでも申しましょうか。。困ったモンです。

* え?わたしですか? 「そりゃなんてったって言語はCOBOLですがな。」(といいつつコッソリJAVAなんかでヘッジしてたりして。。)
4 Re:多勢に無勢?
江須扇 2007-7-27 2:15  [返信] [編集]

いろいろと書いていただきありがとうございます。

>* と、ここまではなるほど正しいのですが、この業界、長い目で見れば人気のある方が人材(売る人+作る人+運用する人)の面でも、製品(メーカさんの改良への熱意、販売体制)の面でも、エネルギーのかけ方が違いますから、レガシーと呼ばれたものを上回っていくのも事実です。(形を変えて言えば「量」が「質」に転換するとでも言いましょうか。。)

仰る通りです。

しかしながら私はCOBOLが伝統芸能「無形文化財」?化しても続けようと思っております。
この伝統芸能を継承したいという奇特な人が現れると良いのですが・・・・・・
5 (必読!)追加の参考資料です
EXCHANGE 2007-8-9 23:16  [返信] [編集]

日経ITProの参考HPです

itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070724/278095/
itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070724/278096/
itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070724/278106/

「怒れSE!」「怒れコボラー」といったところでしょうか?

*(リンクが不適当な場合は本投稿を削除して下さい)
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