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3 | エネルギーのかけ方の問題かと。。(2) |
EXCHANGE 2007-7-26 0:00
[返信] [編集] * ちょっと話が飛躍しすぎたみたいなので、中間項をお話ししたいと思います。 * 要するに、田原氏の発言は、マスコミ一般に多い「いつまでも古い物を使い続けているから問題が起こるんだ」式の乱暴な意見と思います。 * これによく似た論調は「東証」のトラブルの時にもありました。一部TVはヨーロッパの証券取引所がオープン系システムを導入しているのを引き合いにして、「東証が旧態然たる柔軟性のないメインフレームで作られたシステムを使っているからタイムリーなシステム増強が出来なかったのだ」と報道していました。 * しかし今時メインフレームで増強がすぐに出来ないなんてコトは無いでしょう。 真相は、 (1)システム増強時に設定ミス。 (2)トラブル発生。 (3)混乱によるアクセス集中で処理能力オーバー (4)取引を一時制限 と言うことだったんでは。。 *(3)に関しては、混乱時にはよく起こる現象で、強いて言うならば、インターネット取引の急増を軽視していたため、従来からシステム増強の規模とタイミングが過小または遅れぎみの傾向があった、ということでこれは普段のヨミ(運用側)の問題でしょう。 * 「古い(レガシー)でやってるから問題を起こす、もしくは問題解決が出来ない。」=「新しいのでやれば問題が解決する」というコトは別に無いわけで、メインフレームをオープンに替えたからといって、COBOLをJAVAに替えたからといって、システム上の解決には必ずしもならないでしょう。 * と、ここまではなるほど正しいのですが、この業界、長い目で見れば人気のある方が人材(売る人+作る人+運用する人)の面でも、製品(メーカさんの改良への熱意、販売体制)の面でも、エネルギーのかけ方が違いますから、レガシーと呼ばれたものを上回っていくのも事実です。(形を変えて言えば「量」が「質」に転換するとでも言いましょうか。。) * COBOLは教育の面でも、人材の面でもその担い手は確実に減少していくでしょうから、将来COBOLで作るシステムの質低下にもつながっていくかもしれません。 * なにせこの業界、将来性のない(と感じられる)物に賭けようとする人(会社)は少なく、それが実際の質低下につながっていったりします。ま、人気商売とでも申しましょうか。。困ったモンです。 * え?わたしですか? 「そりゃなんてったって言語はCOBOLですがな。」(といいつつコッソリJAVAなんかでヘッジしてたりして。。) |
田原総一郎氏COBOLはレガシーシス... 江須扇 2007-7-17 23:06 |
エネルギーのかけ方の問題かと。。 EXCHANGE 2007-7-23 11:15 |
エネルギーのかけ方の問題かと。。(2... EXCHANGE 2007-7-26 0:00 ←いまここ〜 |
Re:多勢に無勢? 江須扇 2007-7-27 2:15 |
(必読!)追加の参考資料です EXCHANGE 2007-8-9 23:16 |
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