S3100/A30の障害について

6:Re: S3100/A30の障害について
EXCHANGE 08/29 09:50
* OS再インストールなどに関して「NECの保守部門」の方がよく要求されるのが 「OSを含む有償媒体」と「SG仕様書」 というものです。



* これには私も何度か泣かされました。 滅多に使用しないのでユーザ部門で有償媒体をどこに保管してあるか分からない。とくに最初の導入時の頃のユーザ側担当者(といってもコンピュータのことはほとんど分からない方です)がどこかへ保管したはずなのだが?? その後担当者が代わってどこにあるか分からない。 というケースがよくありました。



* NECのオフコンの場合、ハードおよびOSのセットアップはCE(保守の部門)の役割となっています。

機械の納入時にSE(ソフト部門)が CEに対して「SG仕様書」という一定書式の書面を渡して どのようにセットアップして欲しいのかを依頼する、というやり方になっています。

この用紙は通常、ユーザには渡されていないと思います。



* SG(意味は、本HPの「用語」を参照)は、

  (1)ハード的な構成の指定

  (2)OSの機能上の構成指定

  (3)オンライン系の構成指定

  (4)有償ソフトウエアのインストール指定

等からなり、 オンラインを構成する必要がなければSGそのものはそれほどむずかしいものではありません。

オンラインについては、 メッセージ管理N、M、Vなど何種類かの設定がありこれらはNECのオフコンハードとA−VXをよく知っていないと難解です。

 

* A30当時のマシンの場合、たいてい納入時に製本マニュアルがユーザに渡されているはずです。

 「導入・変更の手引き」 というマニュアルをみれば 「有償媒体」の種類、 SGの概略と操作法について記載されています。

ただ、「有償媒体」の確認はできても、A−VXの基本知識なしでは独力で再インストール、再設定は難しいかな、と思います。



* ヒントとして若干の「勘所」述べさせて頂くとすれば、



(1)まず、本体のメモリの容量を知る必要があります。 起動できない場合、これはまったくハード的に知る必要があります。PCサーバと違って起動時にBIOS表示とかしてくれません。納入時の契約書か、以前の保守契約書か、筐体の中をあけて調べるか、しかありません。

(起動できる場合は、「拡張システムコマンド」のシステム状態表示の「総合状態表示」である程度類推できます)



(2)上記は、「タスク環境の定義」というところで重要な要素になります。 最大タスク数(NOT)、最大タスクサイズ(TSZ)の指定が過大すぎると、メモリ不足でOSの起動が出来なくなりますので要注意です。



(3)SYS@CATはディスク2台なら2512セクタ程度、SYS@LML、SYS@CULのサイズは導入の手引きにて計算します。



(4)「ディスクボリューム当たりのファイル数」の設定は多少多めに設定してもはそれほどディスクの容量を圧迫しません。



(5)あとは、各WSに接続されたプリンタの設定です。

プリンタ装置に刻印されたいわゆるN型番(NXXXX−XX)という番号と、SG上のプリンタ種別とは違いますので「導入の手引き」で確認のこと。ここに記載されていないプリンタは。。うう、難しい!! NECの保守にきくことです。



(6)A30にラインプリンタ(KLP2400C以上)が接続されていることはあまりないと思いますが、接続されている場合、「ファームウエア」の入ったフロッピーが必要ですので、要注意です。



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