「隠れオフコン」の時代(1) 前書き編

17:「隠れオフコンの時代」(11) 真実の姿は?
EXCHANGE 09/28 09:18
* 前回まで、「隠れオフコン」時代におけるオフコンメーカ各社の「傾向と対策」を見てきました。



* ここで、「オフコン」の現況について私が感じている素朴な疑問をぶつけてみたいと思います。



* 「オフコンはなくなる」というオープン系推進者の大合唱の中、私がいろいろな会社を訪れて拝見しますと、たいていの会社にはサーバという名前の「隠れオフコン」が鎮座まします。



* あるスーパーのコンピュータ責任者(といってもコンピュータの専門家じゃないですけどね)のところへ数年前お伺いした時、NECのS7200のでかいの(モデル80だったかしら)が動いており、その方が「今度うちは別の仕入れグループに加盟することになってね。そこの指導で次はオフコンじゃなくって「サーバ」ちゅうやつに変わるんですわ。。)」とお聞きしました。その後このスーパーにおじゃましたところ、富士通のPRYMERGY6000サーバがおいてありました。 確かに「サーバ」ですが、りっぱな「隠れオフコン」です。



* 代理店の方に訊いてみました。 USAC系の方は「うちはもうあんまりオフコンに力入れてないんですわ。。」、 NEC系の方は「オープン系で構築される方も多くなりましたヨ」。



 しかし、もう少し根掘り葉掘り尋ねてみると「もごもご。。。」とはっきりしたことは帰ってきません。そこのSEの人にきくと「VB、オラクル。。。」とかなんとか、でもよく分からん。自営保守の会社なので保守の方に訊きました。すると「ま?、僕らいくところはほとんどA-VXですわ。」  SEの親方に訊くと、「ま?お客さんは何でしてくれってことより、何でもいいからちゃんと動けばいいわけで??」

 どうやら、公式見解と、本音との間にかなりギャップがありそうです。 公式見解を求められると「当社は進んだことをしている」ということをアピールしたがるようです。進んだ事例を先に持ち出す傾向があります。(何が「進んだ」ものかは別として。。)



* 業界の方の公式見解と、各地で今も活躍する「隠れオフコン」!!



* このギャップは何なのでしょう?



  そういえばJAVA、JAVAといわれて久しいけれど、どこへ行ってもCOBOLだったり。。

  純オープン系システムときいて見せてもらったらなんとなくキャラクタっぽい伝票入力画面だったり。。。



* 私は、現場での「本当の姿」を知りたいと思います。

  どなたか、教えてください。

  そこには、きっと「オフコン」の未来も見えるでしょうから。。



(続く) 次回は、「2003年であることの重要な意義」について、お送りいたします。 こうご期待!!



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