1:NECのオフコン別系列(NTOS系) 江須扇 08/30 13:30 >オフィスプロセッサは全部S3100という名前でサーバはAモデルとSモデル、クライアントはXモデル、OSは全部A-VX○で統一され判り易くなりました。しかし、アーキテクチャの違うものを良く似た名前にしてしまったので、最近では混乱している人もいるようです。 NTOS系は私は直接使ってなかったので、機能についてよくはわかりませんが、 S7200ではSEP機能としてWSの画面切替でNTOS系もどきのOSが使えLANシリーズが使えました。しかしながら、 S7100のWSのFDDから、NTOSモードでデータをDISKにアップロードしてもA?VXII側のDISKへコピーできなっかなた。また、その逆もできなかったと思います。いまいち中途半端で利用価値が良くわかりませんでした。 同一筐体内DISKで異種フォーマットのコピーツールとしてのEXP700、600の#NFCNVのようなものすらなかったと記憶しております。 当初はSEP−BRANCHも、NEC独自プロトコル接続でされていたので、それ以前のBRANCH4670から、BRANCH4680に変更になったとしか理解できませんでした。 その線がイーサネットであることすら理解しておりませんでした。 後に、TCP/IPのWS接続の為、必要だとだいぶたってから理解しました。 私自身はTCP/IPの考え方はS7200を利用する中で専用線とか、公衆回線で今までは最高9600BPSリモートWSしか接続できなかった端末をISDNとルータを使って64KBPSのPC/WS−EMLで接続できるということを発見しました。 スピードの点で入力では全く使い物にならなかった、リモートWSが遠隔地でも使える端末となったのは、画期的だと感激しました。 >A-VX5 >NTOSの後継OS。 >S3100シリーズSモデル用のOS >コンピュータの系統はN6300→N6500→S3050→S3100/S→OP-Xという流れになる。 NTOS系は、ACOS(NECと日電東芝の汎用機)のTC(ターミナルコントローラー)としての役割が本来と思いました。 オフラインのマルチエントリー端末装置で入力されたデータをACOSに引き渡す。 オンラインでのACOSの複数端末を統合する端末装置 拠点や部門等の単独業務をマルチワークで利用する端末装置 等と思います。(詳しい人が見てたら教えてください。) ちなみにPTOS系は上記をシングルワーク(スタンドアロン)で処理する端末装置の位置付けになります。 文字通り、端末装置でホスト(主人)に対するスレーブ(奴隷)の関係でした。 という事で、生まれも育ちも超小型コンピュータから発展したITOS系とは相容れない関係だったと思います。 それがITOS系と名前だけがあたかも同じシリーズのように統合されたのは営業戦略しかありません。 ITOS系の発表時期と比べると解り易いかと思います。このSiteの資料を参考にすると、 (内容的には、「NEC製オフコンの歴史」とダブる所もあります。ターラヤンさんの内容の方が正確と思いますが私なりの思いもありますので、記憶とイメージをちょっと書かせてください。) 1973年10月 N6300出荷<−>NEACシステム100発売 ※全く目的の違った装置で相容れない時代と思います。 1985年10月 N6500出荷<−>NECシステム100VSシリーズ ※実体は兎も角として、「オフィスプロセッサ」としてカテゴリの統一名称をつけたということでしょう。 裏的には新御三家が台頭してきて、「IBM」「富士通」は汎用機メーカーでありそのTC装置もオフコンと称して、電子協の統計にオフコンに入れてきたという背景があり対抗上NECも台数を水増しする為の方便でした。 「拠点や部門等の単独業務をマルチワークで利用する端末装置」という機能があったのでオフコンだということでしょう。 (N5200は最後までパソコンでスタンドアロンオフコンとは言わなかったですね。これを統計にいれればダントツでオフコンNo1.シェアーだったと思います。) 1987年5月 システム3050シリーズ出荷<−>NECシステム3100シリーズ ※どこからクレームがあったのか、ハード的にもさらなる共通部品が増えたのか、 更なる名前の統一をは図ったという事でしょう。 (実体は兎も角、プリンター等の所謂N型番は別系列のままで建前は互換性は無いということでしたと思います。) 1988年11月 システム3050Aシリーズ<−>NEC3100Aシリーズ ※IBMにSYSTEM38(OS名は忘れました、NECのACOS2クラス)とSYSTEM36(SSP、オフコンですからNEC3100クラスとなりますが、IBMの場合はTCとしても多く利用されていたから、システム3050クラスかな?)がありました。 これをさらに統合してAS/400を発表しましが、NECもそれを意識して統合しようとした布石なのでしょう。 AS/400に対抗して端末接続台数の多さとか、旧システムや基本システム(モデル30A?)の何倍のスピードとIBM式の表現がやたらに増えました。 次の次のS7200のSEP機能で統合されましたが、SEP−OSはLANシリーズしか動かなくて、NTOS系の個別APはつかえなかったので何のための統合化わかりませんでした。単にTCとして使いたいユーザはA−VXIIは不必要でしたね。IBMもAS/400を出した当初は、AS/400の名前でSSPだけが動く下位機種もあったと記憶してます。(OS/400上でSSPをエミュレーションする機能もあります。いまのAS/400はLinuxも動くようですね。) 1990年5月 システム3100Sモデル<−>NECシステム3100Aモデル ※OS名称がA−VX5、A−VX10と統一されました。名前だけの統一かと言う人もいましたが、 ただ、NECの肩を持つと、IBMでSAA(SNAではありせん、システム・アプリケーション・アーキテクチャ)に対抗してDISA(DINAではありません。)を発表しこの時か次のシリーズ(記憶あいまい)で新HI(ヒューマンインターフェース)メニューなるものを発表しました。 ハード的には統一方向になったので一応はメニューの統一性を図るということでした。 継続利用の普通のユーザや売る側のSEも旧来互換性を優先して旧メニューでSGしている所が殆どなので、EXP600を使っている所でも新HIメニューを知らない人が殆どです。 (余談ですが、今でも、ユーティリティは#ABC、RDB/EUFはRDBQ、簡易言語はSMARTとという旧バージョンを使っているところが多いです。新しい機能があるのに使ってないユーザが多いのはもったいないですね) ITOS系、NTOS系、PTOS系とも白地に一行目に青と紫のラインがついてた画面です。 OS/2を意識して、プルダウンメニューにしたのですがマウスではなく、PFキーと矢印キーで操作するので、皆さん失笑されました。 個人的には私はITOS系はその後の新機能のユーティリティを含めこの方式に統一されたので、結構好きです。 A−VXIVR4.5以降はマウス機能が追加されたのですが、新HIメニューがマウスが使えるがどうかは解りません。 OP−XとEXP700、600は別項とします。 |