Windowsアプリ立ち上げPG

15:それはそれでいいのでは。。(等身大のAVX)
EXCHANGE 12/10 19:15
* はじめまして、CBL4さん。

* すごいですね、わたしはCOBOL85しかやったことがありません。(そのころはRICOMしてましたので。。)



* NEC(供給側)のAVXに対する雰囲気なども、興味深く読ませて頂きました。

それと、会場のその場で確固たる見解を出さずに、個別面談で本音の説明に来られるところも、やはり「隠れ」っぽい感じでしょうか?!



* 私は、IBMのASもかじったことがあるので、思うのですが、「ホスト系のオフコン」で最後まで残るのはきっとIBMだけでしょう。メーカ側の熱意も違いますし、実際OS、ユーティリティの作りの深さと先進性が全く違います。なんと言っても「ホスト系」の元祖です。そこに老舗の実力と意地を感じます。



* もはや(AVXも含めて)日本のオフコン(=中規模ホスト系コンピュータ)の時代と役割は過去のものとなったと思います。



* OSの開発や拡張には多額の「予算」が必要でしょうし、その予算は製品がどんどん売れてこそまかなえるという、現実的な問題もあるでしょう。

それにもまして、NECの開発のトップの方々から見れば、

現在の世界的OS技術レベル、将来的技術動向と比較して、

「AVXという技術が」どの程度のレベルのものか「見えてしまう」のではないでしょうか?



* ただひとつ、私の狭い経験から書かせて頂きたいのは、

(いろんなお客様のシステムを作らせて頂きましたが)

中小のお客様ほど、ASよりもAVXの方が「操作もわかりやすく、より好きだ」とおっしゃられた、という事実です。



* もともとAVXは頭でっかちなOSではなく、日本の中小企業を想定した「実際的な」製品であったと思います。

その考え方は、今のAVX4,AVX01などにも引き継がれていて、「過去のオフコン資産」を生かしつつ「オープンな世界」と連携していく、「安い費用」で「慣れた操作性」の中で、「新しいもの」を容易に取り込んでいく、やり方ではないでしょうか?

(実際、現在でもAVX4で作ったシステムはコストパフォーマンスから見て「実際的でけっこういける」という感じですから。。)



* 私は今考えると、AVXをWinServer上に乗せる(windowsの中へ包み込んだというべきか?)というNECのやり方の中に、なにか一種の(日本的)「やさしさ」をすら感じてしまいます。



* もう、「時代は終わった」のですが、「中小企業、とりわけ、会社は一定規模ではあっても、IT専門スタッフのいない企業ではまだ必要とされている部分」もかなりあります。



* NECは、AVXをwindowsのなかに入れることで、

「顧客が実際に必要とする限り生き延びさせよう」としているように見えます。



* やがて「一人去り、二人去り」していつかは消えていくのでしょうが、それはそれでいいのではないでしょうか。



* それよりもNECが現在のAVXユーザを、少しずつ「新しい世界」へ「導いて」いってくれればよいと思っています。

劇的ではなくっても少しずつ改良をしながらソフトランディングさせてくれればよいのです。

顧客にとって重要なことは、「長年NECを使ってきたが、今後もNECについて行けば間違いない」と感じるられることなのでしょう。















11:NEC COBOL の違い 補足
江須扇 12/12 03:44
COBOLの古いマニュアルがあったので補足します。



OS?4 COBOL4E 旧100時代です(1973〜78)

ITOS COBOL4  旧100の継承用(1978〜?)

ITOS COBOL   当初は”高級”がついていた(1984〜?)

             1980年JIS COBOLに準拠ということですがその後の表現でもANSI74COBOLですね

ITOS COBOL85 1987年JIS COBOLに準拠ということですがその名の通りANSI85COBOLですね(1987〜現在)



COBOL4のコンパイラーは”や=の代替で旧100が使っていた@や#を可能としていました。



COBOLのコンパイルのパラメータ

COMPILE MODE; CMO=NATIVE・・・COBOLモード

                  COBOL4・・・COBOL4互換モード



COBOL85のコンパイルのパラメータ

COMPILE MODE; CMO=NATIVE・・・COBOL85モード 

                  COBOL74・・・COBOL互換モード



と言うことで、3つのCOBOLは一世代前をオプションで利用可能としていました。





12:Re: NEC COBOL の違い 補足
tahrayan 12/16 15:21
>>1980年JIS COBOLに準拠ということですがその後の表現でもANSI74COBOLですね

>>ITOS COBOL85 1987年JIS COBOLに準拠ということですがその名の通りANSI85COBOLですね(1987?現在)



コボラーの方なので、おそらく知っているのでしょうが・・・、

COBOLのことをあまり知らない方も見ているかもしれないということで、





COBOLの仕様は、コダシルのCOBOLが決まった後に、ANSIのCOBOLがそれを参考に決定され、次にISO、JISと前のものを参考に決まっていくので、ANSIとJISでは数年の差があります。



ところで私の資料では、OS−4のCOBOLは、ITOSになった時に再コンパイルしなければならなかったようですが、それで間違い無いでしょうか。

つまり、OS−4とITOS−4の間では、バイナリレベルの互換は無かったということでしょうか?

ご存知でしたら教えてください。



13:Re: NEC COBOL の違い 補足
江須扇 12/17 03:39
> ところで私の資料では、OS−4のCOBOLは、ITOSになった時に再コンパイルしなければならなかったようですが、それで間違い無いでしょうか。

はい、間違い有りません。

> つまり、OS−4とITOS−4の間では、バイナリレベルの互換は無かったということでしょうか?

元々、1973年にオフコンが発表されたとき、それ以前のNEAC1240はCOPCODERというアッセンブラーが基本で機械語も直接わかるような10進のワードマシンでした。

つまり、OSはまったく有りませんでした。

旧100が出た当時はOSと言う表現では無く、MONITORと称して、電源を入れたら読み込み日付と時間を入れていました。

説明ではハードでもソフトでもないファームウェアの読み込みと言われました。

その後、他社との対抗上かっこ悪かったのか、後半ではOS−4という名称にしましたが、ITOSに比べたら比較になりません。

ただ、ファイル管理やエラー表示また、SORTやFLCNVなどのユーティリティは一応できておりました。

ユーティリティのパラメータの入れ方は踏襲しておりました。

話は長くなりましたが、OSは別物でCOBOLソース互換ということで、再コンパイルは必要でした。

ファイル管理等は互換性があったので、データやプログラムはハードウェア的に同一機器があれば、FD等で移行はできました。

ただし、ISAMファイルはありませんでしたので、あくまで順編成ファイルとしての移行でした。

> ご存知でしたら教えてください。



14:Re: NEC COBOL の違い 補足
tahrayan 12/17 16:02
回答ありがとうございます。



> 話は長くなりましたが、OSは別物でCOBOLソース互換ということで、再コンパイルは必要でした。

> ファイル管理等は互換性があったので、データやプログラムはハードウェア的に同一機器があれば、FD等で移行はできました。

> ただし、ISAMファイルはありませんでしたので、あくまで順編成ファイルとしての移行でした。



ITOS以前と以後では、プログラムはソース互換。

ITOS以降現在までは、バイナリ互換。

データはずっと使えたということですね。



他社のオフコンは、OS名称が変わると、ソース互換なので再コンパイルが必要ということがありましたが、NECのはITOS->A−VX10・・・->A−VX01では再コンパイル必要なし。

最下位モデルから最上位モデルまで同じOSなので、モデルを変えたために再コンパイルする必要もなし。

ただし、NECのオフコンは、かつてS3100系とS3050系があり、その間は(だいたい)ソース互換なので、シングルアーキテクチャとは言えない。(操作方法などの統一をしようとはしていた。)



今他社のオフコンについて書こうと思い、情報を整理しています。

他社オフコンは、新モデルや新OSになったときに、前モデルと比べて、どの程度互換性があるのかというところをまとめていたのですが、逆にNECのオフコンは昔はどうだったのかと思い質問しました。

(私のところにある先人の残した資料は、基本的なことは知っていることを前提に書かれているので、当時を知らない私にはよくわからないところがあります。これがわかれば、NECオフコンの歴史の項をもっと詳しく書くことができるのですが・・・。)



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