1:NEAC-1210とNEAC-1240について ちゃりんこ 05/19 16:13 NEAC-1210についての説明の中でメモリーはコアメモリーカードの6bitを8bitとありましたが間違いです。 NEAC-1210のメモリーは磁気ドラムをを使っており、カードではなく紙テープです。 当時は紙テープが主体で頻繁にを使われていました。 例)職業安定所の求人案内や銀行等も・・ 紙テープが6単位から8単位に変わったんです。 又、NEAC-1240は論理回路にICを使っており周辺機器である磁気ドラムの同様のICを使っていました。 ICの種類は一種類でDTLと呼ばれるダイオードとトランジスタを使った3NANDのみです。 又、NEAC-1240はメモリーにコアメモリーを使っていました。 パラメトロンは殆ど壊れませんがICの故障が多くて苦労しました。 2:Re: NEAC-1210とNEAC-1240について tahrayan 05/25 01:35 ちゃりんこさん、貴重な情報ありがとうございます。 やはり実際に使っていた方の情報は非常にありがたいです。 実はこの辺りは私も良く知らないので、 主に「オフコン」絶え間なき変革という本やNECコンピュータ発達の物語、 日本コンピュータ発達史という本などを参考に書いています。 今確認したところ、テープが6単位から8単位と書いてあるものと カードが6ビットから・・と書いてあるものとがありました。 たしかに紙テープの方が話があいそうです。 時間のあるときに説明文を訂正しておきます。 なにかオフコンに関する面白いお話がありましたら、ぜひお願いします。 3:Re: NEAC-1210とNEAC-1240について ちゃりんこ 06/12 14:07 こんにちは♪ カードはもう少し大型機種で使用されおり1210、1240は紙テープです。 パンチカードは当時キーパンチャーという女性が担当しており、何十台と並んだパンチ室で黙々とパンチしておりました。 カードパンチの機器は大半がIBM製で後にhitachiやjyuki(ミシンメーカー)も参入しましたがいずれも出来が悪くIBM機器の性能の高さが伺えます。 もちろん、コンピュータ機器が良く出来ていたことは当然ですが・・ 1210.1240へのデータ入力はconsoleと呼ばれるタイプライターと紙テープになりますが出力も同様にタイプライターと紙テープです。 次回は紙テープの入出力機器とプログラミングの覚えているものだけを記事にします。 よろしく! 4:Re: NEAC-1210とNEAC-1240について ターラヤン 06/15 00:45 ちゃりんこさん、こんにちは。 情報ありがとうございます。 カードもテープも大学のときに先輩が使用していたのを見ていたぐらいで、私自身は使ったことはありません。 大学時代は怠けた学生だったので・・・。 そういえば、富士通のオフコンの本だったか、何かの本に、 「IBMは元々パンチカードシステムの会社だけあって、紙の扱いに優れていたが、日本のコンピュータメーカーはどこも電気や通信関係の会社であったため、紙を1枚ずつ分けて送るとか、斜めにならないようにまっすぐ送るとか、そういうノウハウが全く無いためプリンタや紙カード装置などの開発に非常に苦労した。最初はIBMの機器を無理やりくっつけた」 「電信用の紙テープ装置のノウハウは比較的あったので、日本では紙カードよりも紙テープの方が使われた」 というような話が書いてあったような気がします。 初期のコンピュータは、プリンターにしても、紙カード装置や紙テープ装置にしても、紙を扱うということが意外と多いですね。 次も楽しみにしています。 5:Re: NEAC-1210とNEAC-1240について ちゃりんこ 06/20 12:18 お久しぶりです。 IBMの歴史については詳しくありませんがカードを使ったシステムが多くあったようです。 当時、実際に使われていた機器として、ソーターがありました。 パンチされたカードを構成要素に従ってソート(並び替え)する機器です。 右側にセットされたカードを読み取りながら左にシフトし複数のスタッカーへ分配するんです。 残念ながらそれ以外の機器はカードパンチの機器のみです。 その後、ICメーカーとしてTexas、fairchild、Motorolaなどが論理回路用のチップを製造してきますが IBMは独自のチップを使用していたのか部品を見てもさっぱり回路が解らず、流石IBMコンピュータ!と関心させられましたね〜(^^; (メンテナンス中のIC基盤をちょこっと拝見したんですが・・・) 端末機器についてもこんな話が・・・ IBMは1Mbpsでのシリアル通信をしたいたそうなんです。 弊社の設計で1Mbps用のチップを使って同じように作ろうとしたんですがどうにも速度が出ず、おかしいな! ということで仕方なくIBMの機器を購入し実験したんだそうです。 結果はIBMの1Mbpsは実際のレスポンス(実質的に1Mbpsが出る)だったそうで処理速度は4倍の4Mbpsだったとか! 設計の方は慌てて4Mbpsの処理速度がでるチップで再設計したとか・・・ 現在ではLANで10Gbpsが出るので1Mbpsなんてたいしてことはないようですが、当時はMODEMで9600bpsが最高速度! 屋内用の短距離とはいえ画期的な速度でした。 数年前、IBMさんとシステム構築でご一緒させて頂きましたが彼らは皆、紳士です。 国内メーカーとは雲泥の差があります。 これも大御所としての自信なんでしょうかネ〜 技術的には今一でしたがネ・・(技術的な話を他メーカーに聞かないでって!(^^;) 今日はここまで! もし、知りたいことがあればリクエストください♪ 6:Re: NEAC-1210とNEAC-1240について tahrayan 06/24 22:38 ちゃりんこさん、いつもありがとうございます。 私は本を読んだだけの知識しかないのですが、 パンチカードのシステムは、単機能の機器の組み合わせで業務を行っていたみたいですね。 IBMといえば、1960年頃はまだコンピュータは海外から自由に輸入できない頃だと思うのですが、 コンピュータを輸入するのは大変だったのでしょうか。 IBMは日本で小型のコンピュータは作っていたようなので、あまり関係なかったのかもしれませんが。 7:Re: NEAC-1210とNEAC-1240について ちゃりんこ 07/12 10:12 ターラヤンさん お久しぶりです IBMの小型コンピュータっていうのは良くわかりません。 只、現在もそうなんですが大型コンピュータは現在のPCやサーバに比べかなり高価でした。 又、信頼性の面でも難があり、メンテナンス契約をしておかないと維持できるものではありませんでした。 機器は殆どがメンテナンス付きのリース/レンタルだったんです。 50〜60ヶ月契約のリースなんですがリースの切れる頃には新機種が出回るといった具合でお客としては常に最新機器が使えるわけです。 日本には代理店(現在の日本IBM)がありそこが営業をしていたようですがこれが輸入にあたるか良くわかりません。 8:Re: NEAC-1210とNEAC-1240について tahrayan 07/23 00:23 どうも返事が遅れました。 今でもオフコンクラスだとリースが多いのではないでしょうか。 どこの会社も4,5年ぐらいの間隔でコンピュータの名前を微妙に変えてきますが、リースやレンタルの間隔に合わせているのでしょうね。 話は変わりますが、 NEAC−1210辺りですと、当然ハードディスクやプリンタ、ディスプレイ画面も付いていないので、今のサーバとは使い方も全く違っていたのでしょうね。 P.S. ある方からNEAC−1210の当時のカタログのコピーを頂いたので、そのうちにスキャナーで取り込んでHP上に載せようと思っています。 ただ今週は忙しいので、おそらく来週になると思います。 9:Re: とNEAC-1240について ちゃりんこ 08/19 15:20 お久しぶりです♪ NEAC-1210だとメモリーとして磁気ドラムを使っていました。 当時まだハードディスクはありませんでした。 又、ディスプレイもあるにはありましたが箪笥2個分くらいの大きさで価格も7000万円くらいしました。 当時の私の給料が3万程度でしたから可成り高価です。 1210は入出力装置としてタイプライターと紙テープを使っておりタイプライターは入力と同時に紙にプリントするので入力間違いは一枚の紙を無駄にすることになります。 今のサーバとはまるで違うものです。 OSなども全くありませんし・・・ 言ってみれば動きを制御できる電卓のようなものです。 考えてみればよくあんなもので仕事が出来たものだと不思議に思える程です。 文字はカタカナと英数字、英記号くらいでしたが手書きの伝票に比べれば少しは見易かったのかも知れませんが・・ タイプラーターの印字圧が強く10枚くらいの複写ができたので伝票発行が主体でしたね! 当時中大型機としてNEAC−2200シリーズがありましたが当初はまだOSがなくて処理速度、記憶容量や周辺機器は多いものの使い勝手は殆ど 変わらずサーバどころかパソコンにさえ遠く及ばないものでした。 1210のカタログですか〜 実は私も見たことがなくて・・楽しみにしています。 10:Re: とNEAC-1240について tahrayan 08/29 01:30 こんにちは。 カタログですが数日前に http://www.offcom.jp/modules/kokoku/index.php/catanec.html のページの一番上に載せておきました。 1210だけでなく、当時のNECのコンピュータの総合カタログです。 |