1:A−VX on Windowsは中途半端だ!! EXCHANGE 03/14 06:26 * 現在、600シリーズのA−VXは、WindowsServerの上で動作しており、Windows上のミドルウエアということになっている。 * このような方式を使っているのはいくつかの理由があるかと思われる。 (1)Intel系のCPU上でA−VXを動かすため。逆に見れば、Windowsをファームウエアとして使うことで、A−VXをIntel系CPU上で動作させている、ともいえる。 (2)ハードウエアを含むサーバの管理ツールに、他のIAサーバと同じツールが使える、など NEC側の開発効率化。 (3)上記による、IAサーバ製品全体の一体感。 (4)販売に際して、「もはやオフコンではない」と印象づけられる。 といったところであろうか。 * そして、この方式(A−VX on Windows)によって、まるでA−VXとWindowsソフトウエアが両方動作出来るとの印象を与えているのも事実である。 * だが、A−VXで開発運用していて、いつも感じることだが、 「結局は、A−VXとしてしか使えない」と思ってしまうのである。 原因はいくつかある。 (1)Windows上で動作するソフトを同一サーバ上で稼働させようとしても、CPU、メモリの配分が計画できないので、 不安定になるおそれがある。 (2)追加メモリ、追加CPUが他のExpressサーバ(100シリーズ)に比べてあまりに高価に設定されていて、別サーバを購入した方が安価になってしまう。 * NECのACOS、IBMのiseriesなど主要なホスト系マシンはハード的、もしくは論理的に1台のマシンを複数の区画に分割してそれぞれで「従来ホストOS」「Windows」「Linux」などを同時に稼働させる方式をとるようにするのがトレンドだ。 * 600シリーズも、A−VXをWin上で稼働させる等と言うことやめて、 (1)IntelのCPU上に独自のファームウエアをかませてA−VXを稼働させ、 (2)複数区画方式を採用して、A−VXの稼働する区画、Windowsの稼働する区画(複数も可)、 などといった、やり方に変える方が賢明であると思う。 * こうすれば、A−VX区画は、windowsのセキュリティ問題から解放され、windows区画ではoracleなどによって情報系システムが同時稼働出来る。そしてoracle側の負荷がA−VX区画に及ぶこともない。さらにもう一つの別のwindows区画ではmetaframeを動かしてやることも出来るのだ。 * 今日メモリ、CPU等はどんどん高性能化(=低価格化)しており、600シリーズと言うだけで高い価格を設定するなどというケチな手法はやめるべきだ。こんな事をしていてはA−VX離れが進むばかりである。 かわりに「サーバ統合方式」を売り物にして、どんどん区画を増やすように持って行けば、管理費用も節約できるので、サーバとしての価値も上がると思う。 * 現在のA−VX on Windowsは実に中途半端だ。 セキュリティに怯え、不安定に怯えつつ、結局はA−VXしか稼働できないのなら、何のためにWindows上で稼働させるのか?? * (追記): 複数区画方式にしたら、下位機種は値段的に難しいだろうナ。。 そこで、 (1)620、630(そんなのあったっけ?)は従来通り、 A−VX on Windows方式にしてオフコン継承をメインとする。低価格。 (2)640以上は、強化マシン。 複数区画方式とする。オープン連携、サーバ統合指向。 (3)680、690は、ACOS下位と統合して、A−VX、ACOS、Windows、HP−UX、linuxが動作できるようにし、徐々にACOSに乗り換えてもらう。 * いずれ、ゆくゆくは(1)を切り捨て、(2)(3)とACOSを一本化する。ホホホ。。。 なんて生き残りのための悪い考えがつい浮かんでしまう。 * ハッと我に返って、「A−VXは永遠です」と信じたい。 がんばれNEC!! 2:Re:A−VX on Windowsは中途半端だ!! bluelion 03/17 08:53 |