メンバ一覧表示
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ロードモジュール(LM)、コンパイルユニット(CU)、ソースユニット(SU)、ジョブストリーム(JS)、パラメータ(PM)などは、ライブラリファイル内に入っています。例えばロードモジュールはロードモジュールライブラリファイル、COBOLなどのソースはソースユニットライブラリファイルというようにそれぞれ対応するライブラリが用意されています。ライブラリファイルに入っているLMやSUなどのことをメンバといいます。
このライブラリファイルには、複数のメンバを格納することができます。
A−VXでライブラリファイル内のメンバ一覧を見るにはいくつかの手段がありますが、ここでは簡易操作ユーティリティ#ABCを使った方法を説明します。
ハードディスク(MSD001)上にある「TESTAPLML」という名前のロードモジュールライブラリの中にあるメンバの一覧を表示してみます。
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RUNコマンド入力行で、「#ABC;」と入力して「ENTERキー」を押します。
簡易操作ユーティリティ#ABCが起動されました。
「4.表示」を選択します。
何を表示したいのかを選択する画面になります。
「5.ファイルディレクトリ」を選択します。
次はこのような画面になります。
内容を表示したいロードモジュールライブラリを指定します。
今回は「TESTAPLML」のメンバを見たいので、「TESTAPLML」と入力します。
(ここでもし「SYS@LML」を見たいならば「SYS@LML」と入れればよい。「SYS@JSL」「SYS@PML」も同様。)
そのロードモジュールライブラリが、どの装置にあるのかを入力します。
ハードディスクにを指定する場合は「MSD」+数字3桁、フロッピーディスクの場合は「FDU」+数字3桁です。
今回はハードディスク(MSD001)上にあるので、「MSD001」にします。
オープンモードは、今回は何でも良いので、「PROTECT」にしました。
プログラム名は、必要であれば入力します。あるプログラムだけ表示したい場合に選択します。
以上のパラメータを入力すると、ロードモジュールライブラリ内にあるメンバの一覧を表示します。
メンバがたくさんあり、1画面で表示できないときは、複数の画面に渡って一覧表示します。
複数画面があるときは、画面下の「処理続行/処理放棄? (C/T)=」のところに「C」と入力して「ENTERキー」を押すか、何も入力せずに「ENTERキー」を押すと次の画面に移動します。最後の画面まで行くと、一覧表示を終了します。
「T」と入力して「ENTERキー」を押すと一覧表示を終了します。
ロードモジュールライブラリの一覧表示が終了すると、この画面に戻ります。
簡易操作ユーティリティを終了したいときは、「99」と入力して「ENTERキー」を押します。