ソースユニットライブラリ（ＳＵＬ）の定義（作成）

ソースユニットライブラリには、ＣＯＢＯＬやＦＯＲＴＲＡＮなどのソースプログラムを保存するためのファイルです。
＃ＳＦＧＥＮ（画面イメージを作るユーティリティ）やＭＦＤや＃ＦＯＲＭ（印刷イメージを作るユーティリティ）、＃ＦＤＴＧＮなどで使用するソースプログラムも保存できます。ソースユニットファイルとは異なり、複数のソースプログラムを保存（ＣＯＢＯＬのソースと＃ＳＦＧＥＮのソースを１つのソースユニットライブラリに保存するなど混在も可能）することができます。
Ａ−ＶＸでソースユニットライブラリ（ＳＵＬ）の定義（作成）を行うにはいくつかの手段がありますが、ここでは簡易操作ユーティリティ#ABCを使った方法を説明します。

ディスク装置００１番上に「TAHSUL」という名前のソースユニットライブラリを作ってみます。

ファイル名	TAHSUL
ファイル形式	ソースユニットライブラリ
領域サイズ	500セクタ

RUNコマンド入力行で、「#ABC;」と入力して「ENTERキー」を押します。


簡易操作ユーティリティ#ABCが起動されました。


実行したい機能を選びます。「１．ファイル情報の保守」を選択します。


次はこのような画面になります。


ファイルを作成するので、「１．ファイルの保守」を選択します。


次はこのような画面になります。


「１．ファイルの定義」を選択します。


そうすると、次にどの形式のファイルを作るかを聞いてきます。


データディクショナリを作るので、「７」を選択します。
（「８」とよく似ているので間違えないように。）


ファイルの定義画面になります。


どの装置にファイルを作るかを入力します。
ハードディスクにファイルを作る場合は、「ＭＳＤ」＋数字３桁、フロッピーディスクの場合は「ＦＤＵ」＋数字３桁です。
今回はディスク装置００１番上に作成するので、「MSD001」にします。

ファイル名には「TAHSUL」と入力します。


領域サイズを入力します。これはセクタ単位です。説明書にサイズの計算式がありますので、それを参考にして検討して決めます。
今回の例では「500」と入力します。

ちなみにレコード長やブロック化係数はデータディクショナリの場合決まっていて変更できないので入力する必要はありません。


カンパニなどを入力する必要があれば、ファイル用オプションを選択します。今回の例では「NO」を選択しています。


以上のパラメータを入力すると、ディスク装置００１番上にソースユニットライブラリを作成します。

ソースユニットライブラリの作成が終了すると、この画面に戻ります。


簡易操作ユーティリティを終了したいときは、「99」と入力して「ENTERキー」を押します。