1.OCF機能の概要
- (1)OCF機能とは
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A−VXのセキュリティを担っているのが、OCFという機能です。NECの公式マニュアル「システム管理説明書」にはいきなり一番難しいレベルのセキュリティの説明がされていますが、実際は非常にいろいろなレベルのセキュリティをかけることができます。 OCFには以下の機能があります。 
 ・オペレータ別のパスワード
 ・マルチカンパニ機能
 ・ステーション初期プログラム
 ・プログラム起動時の機密コードによる機密保護
 ・ファイル(一般ファイル、データベース)アクセス時の機密コードによる機密保護
 オペレータ(ユーザ)毎にサーバに接続するときにパスワードを入力させる、オペレータ毎に実行可能な業務プログラムを決めて権限のないオペレータに実行させない、オペレータ毎にアクセス可能なファイルを決めて権限のないファイルにはアクセスさせないetc・・いろいろな機能があります。 
 A−VXのセキュリティは、単純ながら、非常によく考えられた構造になっています。 
 OCF機能を有効にするには、まずシステム生成でOCFを設定しておく必要があります。この手続きを行っていないと、これらの機能は一切使用できません。 
 
- (2)OCFに関連するもの
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A−VXのセキュリティには、機密コードとカンパニコードという2種類のコードが重要になります。これらが何かは次の章以降で説明します。 
 機密コードは、オペレータ、プログラム、ファイル、DBの表の4つに設定することができます。 
 カンパニコードは、オペレータ、ファイル、DBの表、IJCCに設定することができます。
 



