2バイト文字系の文字コード体系
IBM漢字システム
IBM漢字システムは、名前を見れば分かるように、IBMの文字コード体系です。これも比較的メジャーな文字セットです。
1978年頃にJISコードが制定されましたが、今まで説明したJIPSやJEF、KEISは、同じ頃にJISコードを参考に作られています。
ところが、このIBM漢字システムの文字コードは、JISコードの制定よりずっと以前に作られたので、JISコードを参考にできず、漢字の並びがJIS漢字コードと異なります。
という訳で、他のメーカー系の文字コードと比べると、IBM漢字システムとJIS漢字コードとの変換は複雑になっています。
一応、JIS漢字コードができてから、なるべくそれに近づけるべく改正したので、JIS漢字コードにある文字はIBM漢字システムにもあるようです。
1バイト文字は、元々はEBCDICです。先ほど説明したように、2バイト文字はIBM独自で、使用頻度順で配列されています。
下はコード表の一部ですが、JIS漢字コードの並びと異なることが解ると思います。
1バイト文字と2バイト文字の印には、SO(0E)、SI(0F)を使用します。