印刷要求を取り消す（キャンセル）

印刷要求が出されているレポート（状態が”Ｐ”になっているもの）に対して印刷要求の取り消しを出してみます。

状態が”Ｏ”（もう印刷中）やそもそも印刷要求出されていないものは取り消しは出せません。
レポートファイルが消えるわけではないので、後でまた印刷要求を出して印刷することもできます。

●操作例

スプールコマンドプログラム（#SPOOL）を起動します。


起動すると以下のような画面になります。
レポート番号６番のレポートが「印刷要求」状態になっています。このレポートはPRN101という名前のプリンタに印刷出力しようとしています。（どのレポートがどのプリンタに出力しようとしているか不明のときは、「６．詳細表示」を行って確認する。）この印刷要求をキャンセルしてみましょう。
印刷要求の取り消しを行うので、「２．キャンセル」を選択します。コマンド番号のところに「２」と入力して［ENTER]キーを押します。


キャンセルの画面になります。下の方にプリンタの名前を入力する箇所があります。

ここでは”どのプリンタ”に対して印刷要求したレポートをキャンセルするのかを入力します。
今回は、PRN101に対して印刷するように印刷要求されたレポートをキャンセルするので、PRN［101］と入力します。


プリンタの名前を入力すると、そのプリンタに印刷しようとしているレポートの一覧が表示されます。
今回はPRN101で印刷しようとしているレポートは１個しかないので、それだけが一覧に表示されています。
レポート名が「LSTABC(0006)」となっているので、メインの画面で表示されていたレポート番号６番のものと同じであることがわかります。

このレポートの印刷要求をキャンセルするには、この画面の一番左側に出ている番号を入力します。ここでは「１」と入力します。（メインの画面の番号（「６」）ではないことに注意！）
ちなみにこのプリンタで印刷しようとしている全部のレポートの印刷要求を取り消したいときは、数字も何も入力せず［実行］キーを押します。そのプリンタで何かあって、全部のレポートをいっぺんに取り消したいときに便利です。


キャンセルを実行すると、自動的に最初の画面に戻ります。６番のレポートの状態が「Ｗ」になっていることで、印刷要求が取り消されたことがわかります。