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トップ  >  A−VX - 順編成ファイル その2

順編成ファイル その2

1 チューニング

順編成ファイルなら条件次第ではバーストモードなどの入出力バッファの参照モードが使用できる可能性がありますので、まずその検討を行います。

その他には、どのくらい効果があるかは、そのシステムの状態によりますが、順編成ファイルのアクセスを高速化できるかもしれない方法がいくつかあります。
簡単に紹介するだけにとどめます。

  • マルチエクステントファイルの場合、シングルエクステントファイルにする。もし1、048,575セクタ以内でマルチエクステントファイルならば、シングルエクステントファイルに作り変えれば速くなるかもしれません。
  • 削除レコードの削減。
  • データブロック長の変更(これはA−VXのシステムの特性上、ブロック長を 1〜512,769〜1024,1793〜2048,3841〜4096の範囲にすると効率良くファイルアクセスできるため、アクセスを高速化できることがある。)
  • アロケータ(#ALLOC)ではなく、簡易操作ユーティリティ(#ABC)か新システム体系ユーティリティのデータ操作支援を使用してファイルを作成する。
  • ブロック化係数の値を高くする。(順アクセスの場合は、ブロック化係数の数値が高いほうがI/O効率が良い。)

2 主な用途

先頭からレコードを読み込んでいくという特徴から、キーを指定して特定のレコードを読み込むことは困難です。もし特定のレコードが必要なら、先頭から必要なレコードを得るまでの間、順番にレコードを読み捨てていくという処理が必要です。

順編成ファイルを使用する場合は、レコードのいずれかの項目でソートして使用することが多いです。

ファイル内の大部分のレコードが処理される場合に有効な編成です。